鰻の次は秋刀魚でしょ。

今年は予想外の事態が世界中を襲い、混乱している間に気づけば8月も終わりそうです。心なしか、蝉の鳴き声も力強さがなくなってきました。今年は時間の感覚がなく、記憶がとんでしまっているって方、私を含めて多いのではないでしょうか?だってもう9月が目の前ですよ!9月になれば坂を転げ落ちるようにアッという間に年末に突入って、誰かが言っていたなぁ・・。

春から夏へと、旬なものをどれだけ楽しんで味わえたでしょうか?

時間(季節)の感覚が薄いというとは、その時々の木や花を愛でたり、旬の食物を目いっぱい楽しむ余裕もなくなっているということ。そこで私、突然思いだしました。

そう言えば、土用丑の日ってもう終わったよね?

私、鰻の蒲焼食べましたっけ?

ガーン!(古い) この日ばっかりは老舗の鰻屋の行列にしっかり並ぶのが常だったのに、それもまんまと忘れたまま、知らぬ間に遠く過ぎ去ってました。

では、リベンジ。鰻の次は?

おー、そろそろ秋刀魚の初競りが始まる頃ではないか!

今度こそ、秋の味覚を存分に味わうべし!

秋刀魚は今や希少

年々、秋刀魚の収穫量が激変していることは皆が知るところですが、今年は更に顕著だといいます。今日、北海道・釧路の市場での初競りのニュースを見ましたが、1キロ当たりの高値は前年の初水揚げ時のナント4,7倍。水揚げ量はわずか2%程度とのことで、この時期としては異例の高値だそうです。

毎年必ずニュースに出る目黒さんま祭り(今年は中止)、あのイベントも最近は生魚の確保に相当苦労しているようです。ついに昨年は、生の秋刀魚の確保が叶わず「冷凍サンマ」で乗り切ったとか。驚くほど肉薄で細~い秋刀魚に群がる人々の姿が哀しかった・・。

美味しい秋刀魚が食べたい、でもふっくらした塩焼きはちょっと高いし難しいそう・・。

だったら、蒲焼でもよくありませんか? それも缶詰じゃダメ?

味も香りも見た目も“大人”

「大人の蒲焼」は私の中のヒット商品なのですが、なかなか日の目を浴びませんでした。しかし、夏に入ってから多くの皆さんにご賞味いただいているようで嬉しい限りです。まず、気に入ったのはこのネーミング。そして、ちょっとしたお土産にお渡ししても素敵な粋なパッケージデザイン。缶も、普通見慣れているアルミではない洗練された白です。上品な色とイラストだから、一瞬クッキーかチョコレートかしら?と思わせておいて実は「蒲焼」ってのも、ちょっとしたサプライズで面白いかもしれません。

どこがどう「大人」なのか、否応にも試したくなるのが人の心理ですよね。

まず、とにかくタレがうまい。蒲焼のタレですからもちろん甘辛いのですが、全くくどくない、飽きない、絶妙な濃さ、品のよさ、キレ。そして、山椒好きにはたまらない「THE 山椒!」なドカンとした存在感が特長です。山椒のイラストはパッケージにも描かれていますが、本場・和歌山の紀州産の手摘み臼挽きの粉山椒を使用しています。独特の香りも舌にくるピリピリ度も本格的なので、ちょっとお子様には渋すぎます(子供に食べさせるには少し勿体ない?)。さんまは北海道・三陸沖産でけっこうなボリュームです。

■タレだけでイケル炊き込みご飯

ネーミングどおり蒲焼で丼にしようと思ったのですが、今回は王道を避けて敢えて混ぜご飯に。この数か月、混ぜご飯・炊き込みご飯の素が、昨年の3倍近く売れているというニュースを先日耳にしたからです。自宅で過ごすことが多い、あれこれおかずを作らずとも、ご飯の中に全部入れてしまった方が楽ちん、という理由だそうですよ。確かに。

お米2合に、にんじんの細切り、しめじを投入します。小さく薄切りしたこんにゃくやえのき、ゴボウ、油揚げなどを入れるレシピもあるようですが、今回の具材はいたってシンプルに。サンマの切り身も崩さないように上にのせて、缶に残ったタレは一滴も残さずしっかり入れるのがポイント。このタレ、想像上のよい仕事をしてくれますよ。2合炊きでは少々サンマが少なく失敗したなと思ったのですが、タレの味が奥深いから、秋刀魚が少なめなところもご飯だけで本当に美味しいです。秋刀魚なしでタレと具材だけでも、十分ごちそうになる一品です。

炊飯ジャーに具材を投入するだけ

 

勝手に炊けました!ふわっといい香り

 

ゆっくり混ぜるだけ(早く食べたい!)

 

いただきます!(ネギを入れすぎ?)

 

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