レトルトカレーだけど、 “ちゃんとしたご飯”

レトルトカレーは進化している!

いつだったか、実家の母より嬉々として電話がかかってきました。

内容は、遠方から友人夫婦が訪問してくれ、一緒にランチを楽しんだとのこと。嬉しそうな母を無下にもできないので、どんな料理を振舞ったのか一応聞いてみてビックリ!レトルトカレーを出したと言うではないですか! 急なご訪問でよっぽど準備の時間がなかったのかと一瞬思いましたが、いえいえ、以前から決まっていたといいます。では、なぜおもてなしにレトルト? 「とても美味しいカレーを見つけたから、今時のレトルトってこんなにレベルが高いんですよって知らせてあげようと思って」と自慢げに言うのですから、開いた口が塞がりません。はい、皆知っていますのでお構いなく。母曰く、ご夫婦はたいへん感心して帰っていったということですが、果たして本当だろうか・・。

つまり、母世代にとってカレーとは手作りが王道でありました。

レトルトカレーなんぞは、手抜きでサボっている時に止むを得ずに臨時で出すようなもので、いわゆる“ちゃんとしたご飯”からは程遠い代物だったのです。そんなボ〇カレー程度しか知らなかった母は、たまたま最近今時のレトルトカレーを食べる機会があり、そこから一気に開眼した模様です。コトコト時間をかけて調理するよりよっぽどお店の味に近く、かつこんなに種類も多く選ぶのが楽しいなんて。レトルトカレーの進化を知らなかったことを今更ながら悔しがっておりました。健康に気を使っている人こそ、そんな方がまだまだいらっしゃるのかもしれません。

 

レトルトカレーは“ちゃんとしたご飯”なのか?

有名シェフのカレー、ご当地自慢のカレー、レトルトカレーの種類は驚くほど多種多様で常に新しいものが出てきます。しかし、“食事”としての栄養価や満足度はどうなのでしょうか。美味しさだけを求めるだけならいくらでもありますが、そこに加え、“ちゃんとしたご飯”になりうる要素があれば、身体にも心にも充足感が生まれると思います。

ベジタリアンのためのカレーシリーズは、身体にやさしい植物由来という意味だけでなく、健やかにイキイキと過ごせる食を提供したいという気持ちが込められています。私も知らなかったのですが、ベジタリアンの語源はラテン語のVEGETUS。活気ある、生命力に満ちあふれたという意味があるそうです。一袋200gという容量もたっぷり食べられて嬉しい。カレーの容量は私にはかなりの重要ポイントです。販売されているレトルトカレーの平均容量は180g前後ですから、20g増えただけでお得でラッキーな気持ちになるのです。カレーが先になくなりライスが残ってしまうと、何だかガッカリしてしまいますから。

 

●野菜を食べている実感

まずは、ベジタリアンのための野菜カレーからお試しです。

レトルトカレーと侮るなかれ、大きなじゃがいもや人参がゴロンと入っており、予想以上に野菜を実感することができます。手作りするとどうしても煮すぎてしまいじゃがいもは溶けてしまいがちなので、形を残した大きなじゃがいもは嬉しいですね。そして、その野菜が国産であることは安心にも繋がります。玉ねぎをじっくり炒めて甘さを出し、トマトピューレ、マンゴーチャツネなどで酸味と深みのある味に仕上がっています。スパイスの効いた刺激的な辛さを求めてしまうとちょっと違いますが、とにかく口当たりが優しく食べやすい。片栗粉を加えたようなトロミが、お子様にもご高齢の方にも好かれると思います。動物性原料や着色料は使用していませんので、胃がもたれる感じもありません。

 

●意外にもクセになるホクホク豆

次に、ベジタリアンのための豆カレーを開けてみます。

正直に言うと、“豆”には少しストイックなイメージがありませんか? 勝手な私の偏見なのですが、食欲をそそるお肉や野菜を我慢しているような少々寂しい響きを感じてしまうのです。例えば、カレー専門店で女子会をしたとします。何カレーを頼もうかしらと盛り上がっている時に「私、豆カレー!」となりますかね・・。せめて、ソイカレ―とかビーンズカレーとかいう名前だったら少しは魅かれるのですが。

ところが、この豆カレーはそんなイマイチだったイメージを新鮮な驚きに変えてくれました。「あれ、普通に美味しくない?」 豆がホクホクしていてお芋のような食感です。そして豆の量も見てのとおりたっぷり。豆は、タンパク質をはじめ身体に必要な栄養素を多く備えている万能な食材で、「大豆イソフラボン」が女性の健康に大きな役割を果たすこともよく知られています。野菜や穀物よりもお肉に近いタンパク質を持つため、「畑の肉」とも呼ばれているのを聞いたことはありませんか? ただ、現代の食生活の中では摂取量がどうしても低くなってしまうのが残念なところ。そこには、「食べる機会が少ない」「食べ方のレパートリーがわからない」、そして私がそうだったように「あまり美味しそうなイメージがない・・」という原因があるのではないでしょうか。特に、若者や男性にはそう言えると思います。納豆やソイラテは身近で好きなのになぜでしょうね。ということで、普段なかなか美味しい食べ方を見つけられない方も、カレーであれば十分な量の豆を摂ることができると思います。そして、意外にもハマってしまう素朴な美味しさに気づいていただけるのではないでしょうか。

家で過ごすことが多い中、食事の用意もけっこうたいへんだと皆さん感じられていることと思います。レトルトカレーは十分“ちゃんとしたご飯”です。ご家族でも、お一人様でも、しっかり食べて毎日を過ごしていきましょう。

 

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