気持ちを癒す甘さ 小豆粒あんを一口

自分の心を癒す食べ物

気持ちのザワザワが続く時、否応なしに不安や悲しみに心が覆われる時、自分にとって癒しになる食べ物を知っておくことはとても大事なことだと思います。

好きな音楽を聴いたり、映画を見たり、お気に入りの洋服を着たり、その「好き」という感覚は自分の心をリラックスさせ、時にエネルギーを吹き込んでくれます。それは、私たちが身体に摂りこむ食べ物も同じ。これを食べれば自然と笑顔になってしまう食べ物って、誰もが一つ二つ持っているのでは? 食べ物が心に及ぼす力って自分が思う以上に大きい。その力を信じて、少しでも気持ちをポジティブにしていきませんか。

市販なのに甘味処のグレード

私にとって自分の心を癒す食べ物のひとつが「小豆(あずき)の粒あん」です。

甘いものでリラックスするのは皆同じですが、それはチョコレートだったりショートケーキだったり、人にとって違いますよね。あんこは和菓子には欠かせないものですが、豆の種類によって小豆あん、白あん、うぐいすあん、ずんだあんなど実に様々。豆以外にも栗あんや芋あんなどもよく知られています。その中でも小豆あんは、主に大福やお饅頭に始まり、あんみつやおはぎなどの和スイーツでも定番です。でも、外に買いに行くのもどこか億劫・・、だからといって家でお汁粉をつくるのも面倒・・ってこと時がありますよね。

でも、今、あんこが食べたい! だったら、あんこだけシンプルに食べるのもアリでは?

しかし、これにはひとつ条件があり。あんこそのものの“美味しさグレード”が高くないと、ただのあんこになってしまい味気ない結果に。けれど、色、風味、舌触り、味(後味含め)、そして素材そのものの良さが活きたあんこは、ちょっと工夫するだけで立派な和スイーツになるのです。

山清さんの北海道産有機小豆使用つぶあんは、私にとってちょっと他とは一線を画すあんこです。北海道有機小豆を使用し、風味の良いつぶあんに仕上げています。 食塩を使用せず最低限の自然な甘さを出すため、てんさいを精製した北海道産ビートグラニュー糖を使用し、じっくり炊き上げているのです。白糖にありがちな尖った甘さではないので、量を食べても飽きない。舌ざわりもたいへん上品でまろやかで、ほどよく残った粒も丁度よい柔らかさです。市販のあんこなのに、甘味処でお目にかかるようなグレードを感じます。

ポンせんべいにつぶあん?

思い切って、ポンせんべいにたっぷりのあんこをのせてみます。

あ、そもそもポンせんべいがピンとこない方もいるかもしれません。こんなことを言うとまたまた世代がバレてしまいそうですが、その昔駄菓子屋にあったサクサクパフパフした菓子です。白米や玄米をなどに圧力をかけた後に一気に膨らませたもので、今回はちょっと塩味がついている大きめのおせんべいを使いました。

未知のそのお味は? 大げさではなく合う!おせんべいのサクサクの次にくるしっとりとしたあんこが絶妙です。

ほのかな塩味があんこの甘さをさらに進化させているよう。おせんべいにあんこ?と訝しがる方もいるかもしれませんが、おせんべいは元々お米ですから。よく考えれば、あんこ餅と同じ組み合わせなのです。だから、合わないわけがない。チョコレートをポンせんべいにまぶした麦チョコ、チョコパフなどもありますので、ポンせんべいと甘いあんこのコラボも充分アリな組み合わせといえそうです。

私もサクッと一口。何の手間もかけていないのに、心は一瞬ふわっと優しい気持ちになりました。熱い濃い緑茶と一緒に、しばしお茶の時間を楽しみもうと思います。

食べ物の力で、皆さまの心がちょっとでも癒されますように。

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