ツナはツナでもちょっといつもとは違う

この度、ORGANIC STORYでは伊藤食品さんのツナ缶の販売を開始しました。

あまりに毎日の食卓に馴染んでいる食品ゆえ、新商品として新鮮味を感じない方もいるかもしれません。「近所のスーパーのいつものツナ缶でうちは十分、だってツナはツナでしょ」って声が聞こえてきそうです。はい、確かに。ツナはツナ以上でも以下でもありません。だからこそ、脇役ではなくメインとして満足がいくちょっといつもと違うツナを試してみたいと思いませんか?

ツナをシーチキンと呼んでいた頃

少々話が逸れますが、私たちがツナをツナと呼ぶにようになったのはいつから?

思い起こせば、私にとってツナはずっと「シーチキン」という名前でした。シーチキンとは、メーカーがつけた列記とした商品名なのですが、子供の頃はずっとシーチキンという名前の食べ物だと思い込んでいたのです。卵やチョコレートという食品名と同じように、その「油に浸かったほぐした魚」は、紛れもなく「シーチキン」という名の食べ物として長くインプットされてきたのですね。では、いつからツナと呼び始めたのだろうと思い起こしてみると、「ツナおにぎり」がポンと浮かびました。コンビニが全盛になり、そこにツナおにぎりが出始めた頃からでしょうか。私の中のシーチキンは、突如ツナという名前に変わっていったようです。同じような方、他にもいらっしゃるのでは?お恥ずかしながら、ちょっと世代がばれてしまいそうので、この話はこのへんで。

素材の旨みが際立つツナ

数あるツナ缶の中で、伊藤食品さんのこのツナ缶はどんなツナなのでしょうか。

まず、缶の側面にあるおかっぱ頭の女の子のイラストに気づかれましたか。この子の名前は「あいこちゃん」。伊藤食品さんのブランドキャラクターです。小さなお子様にも美味しく安心して食べてほしいという願いをこめて、ひとつひとつ丁寧に製造されているこのツナ缶。メーカーの皆さんのたくさんの思いから「あいこちゃん」は生まれました。

ツナ缶は、子供にも大人にも世代を問わず親しまれているものだからこそ、美味しいだけではなく、その素材の安全性や品質にもこだわりたいですね。伊藤食品さんのツナは、鮮度のよい鮪を自社工場で丁寧にフレーク状にし、国産のたまねぎ、人参、キャベツを大きな釜でじっくり煮出した野菜スープで煮つけてあります。油は米油を使っており、後味もギトギトせずあっさりと感じます。素材の味を生かすために化学調味料は一切使用していません。いつも食べているツナに比べ、鮪の身はふっくらとやわらかく、油もしっとりと透明に見えます。魚特有のにおいも一切感じませんでした。

超基本編 -サラダ-

まず超基本編のサラダを作りました。ツナの良し悪しがはっきりと分かるのがサラダというシンプルなメニューです。ここで、ツナ缶アルアルの「ツナ缶の油は捨てるか捨てないか」問題が浮上!力いっぱい缶の蓋を押さえて、その隙間から一滴も残さないように油を搾るのが長きにわたる私の習慣でした。身体に良かれと思い込んでいたのです。昨今では、血液をサラサラにすると言われるDHA、EPAなどの栄養成分が溶け込んだ油をそのまま摂り入れる方が多くなっていますね。このツナ缶の油は、油そのものに自然な旨みを感じ、ドレッシングなどは必要ないくらいスープのような後味なのです。ツナ以上に油はよい存在感を発揮し、サラダの野菜の美味しさも引き立てているように感じました。

特別編 -ツナバゲット-

前日に買っておいたバゲットにツナをのせていきます。今回は、ツナの上にバジルペーストも少しのせてアクセントに。ツナの油が少々乾燥したパン生地に程よく染み込み、硬くなってしまったバゲットもしっとりと食べやすくなっています。オイルサーディンなどと一緒に、少し辛めの白ワインのつまみにしてみると予想以上のマッチングで、何枚でもいけてしまいます。細切りにした大葉を散らしたり、刻んだアンチョビなどをトッピングしても絶対に合いそうです。

サラダ、チャーハン、パスタ、おにぎり、サンドイッチをはじめ、ツナを合わせたレシピは数えきれません。どんな食材とも相性がよく、マヨネーズや醤油・酢などの調味料の違いでもレパートリーが無限に広がります。そう考えると、常備庫にツナがないご家庭はないように思います。そして、いざという時の非常食としても、栄養豊富なツナ缶は頼りになる味方です。

★オーガニックストーリーのオススメ★
伊藤食品  鮪ライトツナフレーク・油漬 70g×3缶
▽ORGANIC STORY
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