赤だし味噌でつくる 秋なすの味噌田楽

皆さんのお家では何味噌を使っていますか??合わせ味噌(調合味噌)や米味噌、麦味噌を使っている方が多いのではないでしょうか。お味噌は地域性のある調味料で、「赤だし味噌」は東北地方でよく使われており、それ以外の地域の方には、なかなか馴染みがないかもしれません。

「赤だし味噌」は、その色からも豆みそと混同しやすいですが、主に基準を満たした豆みそ「八丁味噌(はっちょうみそ)」に米みそなどを合わた調合味噌のことをいいます。「八丁味噌」、「赤だし味噌」ともに、色が濃く、見た目はしょっぱそうに見えますが、食べると旨みがあり、意外にしょっぱくないことに驚くかもしれません。

「赤だし味噌」の元となる「八丁味噌」は、大豆と塩と水のみを使い、人の手を入れず二夏二冬(ふたなつふたふゆ)かけて熟成させます。その為、長期熟成により色は濃くなりますが、味は大豆の旨味がぎゅっと凝縮され、濃厚なコクと少々の酸味、渋み、苦みのある独特な風味となります。

そんな「赤だし味噌」を使って、味噌田楽を作ってみました!今回は、夏から秋に移ろい甘みを増す秋なす、一緒にピーマンも添えました。味噌田楽のタレは、その季節の旬のお野菜や、厚揚げ、お肉などにもとってもあいます!味噌田楽は、赤だし味噌を使用すると、香りが良く上品な風味に仕上がります。まだ使ったことが無い方も、「八丁味噌」、「赤だし味噌」にぜひチャレンジしてみませんか??

赤だし味噌でつくる 秋なすの味噌田楽

【材料】3~4人前
・なす 4~5本
・ピーマン 4~5個
・菜種油 適量
・白ごま 適量(飾り用)

味噌田楽のタレ
まるや八丁味噌 有機赤だし 大さじ4
・砂糖 大さじ1
・みりん 大さじ1.5
・水 大さじ4

【作り方】
①なすは、へたを取らずに縦半分に切り、内側に切り込みを入れておきます。(皮の内側に沿って切った後、斜めに切り込みを入れます。)
ピーマンは半分に切り、種を取り除いておきます。

②熱したフライパンに菜種油を多めにしき、水気を拭き取ったなすを弱火~中火でじっくりと焼きます。
焼き色がついたらお皿に盛ります。
同じように、ピーマンも焼きます。

③フライパンかお鍋に、味噌田楽のタレの調味料を全て入れて、弱火にして、木べらで混ぜます。
フツフツとしてくるので、焦がさないようにして、全体をまぜましょう。

④②に③の味噌田楽のタレをかけて、上から白ごまを手でもみながら振りかけて飾り付ける。
今回は白ごまを飾りましたが、ゆずや青じそ、胡桃など、をかけて、季節や食材によって風味を変えてお試し下さい。