有機黒豆の煮豆

おせち料理では定番の黒豆。最近ではおせち手作り派の方は減ってきているようですが、黒豆は自分で煮る!という方、意外と多いのではないでしょうか?甘くておいしい黒煮豆はお子様も大好き。おせちだけでなく、お弁当のおかずやお酒の肴、日常の常備菜にもおすすめです。一般に売られているものだと甘すぎたり、好みのかたさではなかったりしますが、手作りなら豆も、調味料も、選べるのがいいですね。精製糖を避けている方などはいつも使っている含蜜糖や甜菜糖を選んだり、分量を減らしてお好みの甘さに調整することもできます。

黒豆(黒大豆)には、良質なたんぱく質やビタミンB群、サポニン、大豆イソフラボンなど、もともと大豆が持っている栄養素に加え、あの黒い皮部分の色素に含まれるポリフェノールの一種である「アントシアニン」も、たっぷりと含まれています。昔から、黒豆を煮るときには“さびた古釘”を入れると良いと、言われていますが、これはクギの鉄分と黒豆から水に溶け出した色素、アントシアニンが結合してきれいな黒色になるからなのです。最近では錆びたクギがあるというご家庭のほうが少ないかもしれませんが、鍋に入れる鉄のキッチングッズなども販売されていますよ。

国産黒豆は一般のスーパーなどでも購入できますが、国産で、かつ有機認証の黒豆となると、流通量はそう多くはありません。やっぱり、農家さんが農薬や化学肥料を使わずに、大切に育てられた国産のオーガニック黒豆を選びたいですね!

国産有機黒豆
▽ORGANIC STORY
https://www.or-st.com/shopdetail/000000000024/


黒煮豆の作り方
【材料】
国産有機黒豆   200g
・水      1.2L
北海道産 てんさい含蜜糖 180g
杉樽仕込 有機醤油・濃口 小さじ1

1.黒豆をさっと洗い、鍋の中で分量の水に一晩浸けておく。

2.豆とつけ水も一緒にそのまま、錆釘やそれに代わるものを一緒に入れて弱火でじっくりと煮る。アクが出るので適宜取り除く。

3.アクが出なくなってきたら、砂糖を加えてさらに豆が柔らかくなるまで煮る。
※落し蓋をして豆が踊らないようにする。

4.仕上げにお醤油を加える。豆がふっくらとして煮汁がひたひたぐらいになったら火を止めて一昼夜おき、味を十分ふくませる。