菜の花とサバ缶のナンプラーペンネ

暖かい日も少しずつ増えて、少しずつ春の気配が近づいてきました。スーパーに並ぶ食材も、春を感じるものがチラホラ。もう少し続きそうな、おうち時間の食卓にも春の彩りを加えて楽しみましょう。

今回は、そんな春の食材の中でも旬を迎えた「菜の花」を使って、パパッとできるパスタペンネのレシピをご紹介します。シンプルな材料と、ナンプラーを使って一風変わったアレンジが楽しめるレシピです。

見た目も華やかな菜の花は、栄養もしっかりと豊富な野菜のひとつ。β-カロテン、ビタミンC、E、葉酸などのビタミンに加えて、カルシウムや鉄などのミネラルを含む栄養価バッチリなお野菜。その上、茹でても、炒めても、揚げてなど調理法も様々に楽しめるのが嬉しいポイントです。

 

魚の旨味と一緒に味わおう

今回はそんな菜の花と、魚の旨味と活かしてとっても簡単な一品に仕上げます。

まずはペンネをたっぷりのお湯で、柔らかくなるまで茹でていきます。その間に、菜の花を食べやすいサイズにカット。準備はこれだけです。

ペンネは、表示時間より1分ほど早くお湯から上げるのが美味しくなるポイントです。しっかりタイマーをセットして茹でていきましょう。

熱したフライパンにごま油を馴染ませたら、中強火でまずはサバ缶を入れて、サバをほぐしていきます。このあと炒めている間に身が屠れて小さくなるので、ここではざっくりほぐす程度でOKです。サバ缶の水煮の汁を一緒に入れて炒めても、美味しく楽しめるのでオススメ!

身がほぐれたら、カットしておいた菜の花を入れて炒めていきます。菜の花の青さが少し鮮やかになるくらいまで炒めたら、次はいよいよペンネパスタを入れるタイミング。

ペンネを入れたら、茹で汁を加え、ナンプラーを加えます。味見をしてみて、塩味が足りなければここで塩をひとつまみ加えて炒め混ぜれば完成です。炒める時間が長すぎると、菜の花がしんなりしすぎてしまうので、ササッと炒めるのが美味しく出来上がるポイントです。

春らしい、鮮やかなお皿にもったら食卓へ。温かいうちに食べましょう。サバの旨味と、ナンプラーのほのかな香りが、菜の花にもぴったりな一品。にんにくなども使っていないので、ランチなどのタイミングでも気にせず食べられます。

 

菜の花とサバ缶のナンプラーペンネ
<材料1人分 >
・パスタペンネ  50g
・菜の花     4束
・サバの水煮缶 1/3缶
・ごま油    大さじ1
・ナンプラー  小さじ1
・パスタの煮汁 大さじ2
・塩(お好みで) ひとつまみ

 

<作り方>
1.  パスタペンネを茹でて、表示時間の1分ほど前にお湯から上げる。ペンネを茹でている間に、菜の花を食べやすいサイズにカットしておく。

2.  熱したフライパンにごま油を馴染ませて、中強火くらいでまずはサバ缶をほぐしながら炒める(お好みで水煮の汁を大さじ1ほど少し加えてもOK)。

3.  サバの身がほぐれたら、菜の花を入れて菜の花が少し鮮やかな青になるくらいまで炒める。

4.  菜の花が鮮やかな色になったら、ペンネ、茹で汁、ナンプラーを入れて炒める。味見をして塩っけが足りなければ、塩をほんのひとつまみだけ加えて調整して完成。

 

◆プロフィール◆

松浦裕香里
オーガニック&ナチュラルフード PR/ライター

東京生まれ東京育ち。大学卒業後、法律事務所でパラリーガルとして勤務した際の体調不良による休職経験から、「カラダは食べたものでできている」ことの大切さを痛感。その後5年間オーガニック食品メーカー広報を経験した後、独立。現在は食品メーカー・輸入代理店・飲食店のPRサポートとして活動中。“オーガニックナチュラル食”に精通した知識と、“背伸びしない食を楽しむライフスタイル”に定評があり、メディア等でフードライター・コラムニストとしても活躍の幅を広げている。
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