
天然アミノ酸「蔵の素」で旨味を引き出す“サバのゴマ焼き”
基本の調味料「さしすせそ」にはこだわっています。という人は多いはず。
でもひとつ、和食に欠かせない調味料忘れていませんか?
私はこの「蔵の素」に出合ってから、「料理酒」も見直してみてよかったなあと思いました。日本酒は料理において、素材の旨みを引き出すための“縁の下の力持ち”的な役割を果たしてくれます。
料理酒といっても、「蔵の素」は純米酒と同様の方法で醸されている「純米酒」。農薬や化学肥料に頼らずに育てられたお米で作られた日本酒。天然のアミノ酸やビタミン、ミネラルがバランスよく含まれており、米麹と共に素材の旨みをぐっと引き出してくれます。アミノ酸の量も一般の日本酒の数倍含まれており、アルコール度数もちょっぴり高めの17度。使う量が少しでも、お料理上手になれちゃう、そんなアイテムです。
今回はそんな縁の下の力持ち「蔵の素」を使ったお魚料理にトライしてみます。この季節よくスーパーでも見かけるゴマサバを使ってシンプルな材料でゴマ焼きに。
調味料は2つだけ“シンプルに味付け”がポイント
ゴマサバの切り身を4等分に切って、ボウルに醤油と蔵の素を混ぜ5分ほど漬け込みます。味付けはサバの旨味と脂感を一層美味しくしてくれる蔵の素と、お醤油だけ。調味料が少ないと手間もかからず、楽ちんです。
味を染み込ませ終わったら、たっぷりの白ごまを切り身につけていきます。ここで卵などのつなぎは必要なく、調味液とサバの水分だけでゴマを全身に纏わせます。
温めたフライパンにごま油を馴染ませて、皮面を焼いていきます。片面がこんがり焼き終わったら、ひっくり返して
温めたフライパンにごま油を馴染ませて、皮面を焼いていきます。片面がこんがり焼き終わったら、ひっくり返して反対面も焼いていきます。
先ほど残ってしまった、調味液とゴマを混ぜ合わせてフライパンへ。蓋をしてしっかり内側まで火が通る様に3〜4分ほど蒸し焼きにしていきます。火がしっかりと内側までとおったら完成です。
パリパリ芳ばしいサバを夏らしくさっぱりな一皿に
焼き上がったサバはしっかりとゴマもくっついて、芳ばしい香りが漂います。サバのいわゆる光物独特の臭みもしっかりとれて、甘い脂と風味が一層食欲を掻き立ててくれます。
付け合わせには、ポン酢でシンプルに味付けした白髪葱を。糸唐辛子をアクセントに飾ればあっという間に完成です。カボスやスダチなどを絞って、さっぱり食べるのもオススメです。いつもの料理酒でもできるレシピですが、サバの臭みをしっかりと消して、旨みを引き出してくれる「蔵の素」で作る方が圧倒的においしい!シンプルな材料しか使っていないのに、簡単あっという間に、お店で食べているかの様な味に出来上がるのが不思議です。ぜひお試しあれ!
サバのゴマ焼き
<材料(1~2人前)>
・醤油 大さじ1
・蔵の素 大さじ1
・白ごま 適量
・ゴマサバ(切り身) 1枚
・ごま油 適量
<作り方>
①ゴマサバを食べやすいサイズにぶつ切りにする
②ボウルに醤油・蔵の素を入れて混ぜ合わせる
③②のボウルに①のゴマサバを入れて5分ほど、味を馴染ませる
➃ゴマサバの両面に白ごまを満遍なく衣になる様につける
⑤ごま油を馴染ませたフライパンでゴマサバを皮面から焼いていく
⑥片面がきつね色になったらひっくり返し、③と➃で余ったタレとゴマを混ぜたものをフライパンに入れて蓋をして蒸し焼きに(3~4分ほど)。
⑦しっかりとゴマサバの身に火が通ったら完成。
◆プロフィール◆
松浦裕香里
オーガニック&ナチュラルフード PR/ライター
東京生まれ東京育ち。大学卒業後、法律事務所でパラリーガルとして勤務した際の体調不良による休職経験から、「カラダは食べたものでできている」ことの大切さを痛感。その後5年間オーガニック食品メーカー広報を経験した後、独立。現在は食品メーカー・輸入代理店・飲食店のPRサポートとして活動中。“オーガニックナチュラル食”に精通した知識と、“背伸びしない食を楽しむライフスタイル”に定評があり、メディア等でフードライター・コラムニストとしても活躍の幅を広げている。
Instagram @yukari_matsuura_