
夏に食べたい!ホタテのグリーンセビーチェ
梅雨明けして、厳しい暑さが続く毎日。あまりの暑さについ、夕方の早い時間からお酒を片手にのんびりしたくなる陽気な季節。せっかくの夏ですが、今年は海辺に行くことも叶わない…!なんて人もいるのでは。そんな時は食卓の雰囲気だけでも、夏の気分をUPしてみましょう。
今回紹介するのは南米地域ペルーやメキシコの海岸部発祥の魚介を使ったマリネ料理「セビーチェ 」のアレンジレシピ。日本でも季節真っ盛りのホタテを使った簡単なセビーチェレシピにトライしてみましょう。
6〜8月はホタテの貝柱が最も大きく育つ時期。「夏の活ホタテ」は甘みが強く、濃厚な貝柱の味が楽しめる一番いい季節です。この時期にお店で活ホタテを見つけたらぜひ、ゲットしてみてください。もちろん、夏以外の季節でも冷凍の貝柱がお刺身コーナーで販売されていることもあるので、季節に応じてどのホタテを使うか選ぶのがオススメ。
ライムとグリーンキウイの酸味が欠かせないレシピのカギ
キウイは、グリーンキウイを使います。イエローキウイは甘みが特徴なのに対して、グリーンキウイはほのかな酸味が特徴。この酸味が、ホタテとの相性バッチリ。しっかりと味をまとめてくれます。しかも、食物繊維・ビタミンも含まれるキウイは、日頃から積極的に摂りたいフルーツのひとつ。1個分たっぷり使っていきます。
さいの目にカットしたキウイとホタテ、1センチくらいのサイズにカットしたパクチーをボウルに入れて、ライムをキュッと絞ります。
ライムの爽やかな香りがふわっと広がって一気に夏らしい雰囲気が増していきます。レモンではなく、ライムを使うことでキリッとした味のアクセントに。
しっかりとライムを絞ったら、あとはオリーブオイルと塩を加えて満遍なく混ぜ合わせていきます。全体が混ぜ合わさったら、冷蔵庫に入れて30分〜1時間程冷やしながら寝かせます。一度冷蔵庫で寝かせることで、味がしっかりと染みて、より一層美味しさが増していきます。
冷やしたワインと一緒に、夏らしい食卓に
ひんやりと冷え、時間が経ったら、ボウルからお皿に盛り付けて完成。周りに薄切りしたライムやオリーブオイルを散らして、盛り付けを整えます。写真のように中央に盛る場合は、小さなココットなどに一度具材を入れて、お皿を逆さまに当てたのをひっくり返して盛っていきます。
ライムの爽やかな香りと、キウイの酸味がアクセントに。パクチーも入っているのでサラダ感覚で食べられるのもうれしいポイント。いつもの一品としても、白ワインやスパークリングワインなどのアルコールドリンクと合わせて食べるのもオススメです。あつ〜い日にさっぱり爽やかな気分にさせてくれる一皿です。
ホタテのグリーンセビーチェ
<材料(1~2人前)>
・ホタテ貝柱(さいの目) 3つ
・パクチー(1センチ程にカット) 1束
・グリーンキウイ(さいの目) 1個
・ライム 1/2個
・オリーブオイル 大さじ1
・塩 少々
<作り方>
①カットしたホタテ・グリーンキウイ・パクチーをボウルにいれ、ライム汁を絞る。
②オリーブオイルと塩を1に入れて、さっくりと全体を混ぜ合わせる。
③冷蔵庫にボウルごと入れて30分〜1時間程冷やす。
➃冷やし終わったら器に盛り付けて、オリーブオイル・ライムスライス(分量外)をトッピングして完成。
◆プロフィール◆
松浦裕香里
オーガニック&ナチュラルフード PR/ライター
東京生まれ東京育ち。大学卒業後、法律事務所でパラリーガルとして勤務した際の体調不良による休職経験から、「カラダは食べたものでできている」ことの大切さを痛感。その後5年間オーガニック食品メーカー広報を経験した後、独立。現在は食品メーカー・輸入代理店・飲食店のPRサポートとして活動中。“オーガニックナチュラル食”に精通した知識と、“背伸びしない食を楽しむライフスタイル”に定評があり、メディア等でフードライター・コラムニストとしても活躍の幅を広げている。
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