
ギリシャ風おからパウダーで作るグルテンフリーズッキーニボール
今までいろんな国に行きましたが、ダントツでご飯がおいしかったなぁと思うのが「ギリシャ」でした。もう何年も前に訪れた国ですが、現地で食べたお料理を思い出しては未だに自宅でよく作ります。
今回ご紹介するズッキーニボールもそのひとつ。現地では「ケフテデス」と呼ばれ、野菜や魚を練り込み作る、ギリシャの家庭料理です。今回は日本でも旬を迎えたズッキーニをたっぷり使い、日本の家庭でも作りやすい&グルテンフリーのレシピアレンジでご紹介します。
「ズッキーニボール」では、お肉は使わずに野菜とハーブたっぷりと使います。そして今回は、“小麦やパン粉”の代わりに“おからパウダーと米粉”を使ってグルテンフリーのレシピにしています。いつものミートボールと違って、ちょっぴりヘルシーに、そして野菜もたっぷり食べられるのがうれしいポイントです。
スーパーのお豆腐コーナーでも見かけられるようになったおからパウダー。今回のレシピには、キメが細かいものを使うようにしましょう。原材料は大豆のみ。小麦と違い、食べ終わった後に満腹感はしっかり、お腹は軽い心地なのが特徴です。
ズッキーニはたっぷり丸ごと!具材は全てみじん切り
お肉を入れない代わりに、ズッキーニをたっぷり使います。
みじん切りにしたズッキーニは、塩を少しまぶして5分ほど置き、水分を切ります。しっかりと水分を切ったら、他の具材と一緒に全てボウルに入れ、混ぜていきます。ズッキーニ以外のにんにく・玉ねぎ・ミントなども全てみじん切り。本場のケフテデスの多くは、ズッキーニを細切りで使いますが、みじん切りの方が他の具材とも混ざりが良いので、みじん切りにして作るのが楽ちんでオススメです。
最初は粉っぽいのですが、しっかりと握りながら体重をかけ混ぜることで、バラバラだった具材もしっかりとまとまっていきます。
写真のような感じでまとまったら、手のひらで丸めていきます。今回は少なめの油で揚げていくので、丸く・平たく、コロッケのような形にまとめていきます。たっぷりの油で揚げる場合には、まん丸のボール状にしてもOK。どちらも揚げたてはほくほくの仕上がりに。
少なめの油で手軽にカラッと
フライパンに1センチほど、油を敷いたら中弱火でじっくりと揚げていきます。オリーブオイルや米油などで揚げるのがオススメ。今回はオリーブオイルを使いました。片面がきつね色になったら、反対側にひっくり返して、さらにじっくりと揚げていきます。
両面こんがり揚がったら、油を切って器に盛り付けましょう。レモンやすだちなど、さっぱりとした柑橘系の果汁をきゅっと絞って、ソース代わりの水切りヨーグルトを添えたら完成です。
食べきれない場合は、そのまま冷凍庫に保存しておいても大丈夫。次の日のお弁当のおかずや、夜食にもぴったりです。トースターなどで再度温めれば、また美味しく楽しむことができます。
食べ応えもバッチリなズッキーニボール。暑い夏もちょっぴりヘルシーなレシピで健やかにそして美味しく過ごしてみませんか。
ギリシャ風おからパウダーで作るグルテンフリーズッキーニボール
<材料(2人前・約8個分)>
・ズッキーニ(みじん切り):1本(正味200g)
A.
・玉ねぎ(みじん切り) 1/2個(正味80g)
・にんにく(みじん切り) 1片
・乾燥オレガノ 小さじ1
・フレッシュミント(あれば) 1束
・粉チーズ 小さじ1と½
・卵 Lサイズ2玉
・米粉 1/4カップ
・おからパウダー 1カップ
・塩(ズッキーニ水切り用) ズッキーニの重さに対して3%程
・塩 少々
・コショウ 少々
ソース
・オリーブオイル 適量
・水切りヨーグルト 適量
・レモンやすだちなどの柑橘類 1片
<作り方>
①みじん切りしたズッキーニに塩をまぶし5分ほど置いて水切りをする。
②水分が出てきたら、ズッキーニをギュッと握って余計な水分を捨てる。
③大きめのボウルに2とAの具材を全て入れて、ひとまとまりになるまで混ぜる。
➃食べやすいサイズで、丸くまとめる。
⑤フライパンに1センチくらいの量のオリーブオイルを入れて中弱火で温める。
⑥油が温まったら、そっと入れて揚げていく。
⑦片面がきつね色になったら、ひっくり返しもう片面もきつね色になるまで揚げる。
⑧両面きつね色に色づいたら、フライパンから上げて、油を切って器に盛り付ける。
⑨水切りヨーグルト、レモンなど柑橘類を添えて完成。
◆プロフィール◆
松浦裕香里
オーガニック&ナチュラルフード PR/ライター
東京生まれ東京育ち。大学卒業後、法律事務所でパラリーガルとして勤務した際の体調不良による休職経験から、「カラダは食べたものでできている」ことの大切さを痛感。その後5年間オーガニック食品メーカー広報を経験した後、独立。現在は食品メーカー・輸入代理店・飲食店のPRサポートとして活動中。“オーガニックナチュラル食”に精通した知識と、“背伸びしない食を楽しむライフスタイル”に定評があり、メディア等でフードライター・コラムニストとしても活躍の幅を広げている。
Instagram @yukari_matsuura_