
すっきり梅酒ジュレでつくる真鯛のカルパッチョ
暑い日が続くと、脂っこいお肉よりもどちらかというとさっぱりとしたお魚を好んで食べる機会が増えてきました。
梅雨のじめっとした時期に食べるさっぱりとしたお刺身は、食卓も爽やかにしてくれます。さっぱり食べたい時は、白身魚のお刺身がオススメ。でも、たまにはいつものお刺身と違った、アレンジを加えて食べるのもおすすめです。
今回は、さっぱりとした後味が特長の『三河 梅酒 辛口』(角谷文治郎商店)を使ってお刺身にもぴったりな梅酒ジュレを作ります。
キレのある味わいが楽しめる三河 梅酒は伝統製法で作られた「みりん」に青梅を漬け込んで作られた、みりんベースの珍しい梅酒。すっきりとした飲み心地は、いつものちょっぴり甘い梅酒と違いベタつきがないのがうれしいポイント。
温め混ぜて、冷やすだけ!簡単ジュレ
小鍋に、梅酒・めんつゆ・水を入れて温め沸騰寸前に火を止めてゼラチンを入れて混ぜるだけ。ボウルなどに移し替えて、あとは冷蔵庫で冷やし固めるればジュレは完成です。
弾力のあるジュレを、フォークで細かくしていきます。細かくすると次第に、キラキラ黄金色に光って見た目も美味しそうに。ジュレが細かくなったら、オリーブオイル・レモン汁を加えてさっくり混ぜ合わせます。こうすることで、ジュレ自体がお刺身と絡まりやすくなります。
スライスした紫玉ねぎの上に、お刺身を乗せ、その上に直接ジュレをかけていきます。
この日は前の晩から昆布締めにしておいた、真鯛を使ってみました。(もちろん、お魚屋さんで購入した切り身をそのまま使っても大丈夫。)昆布締めにしたお魚は旨味もギュッと詰まっていて、いつものお刺身をワンランクアップしてくれるのでオススメです。
お刺身の上だけでなく野菜とも相性がいいので、玉ねぎの上にも満遍なく丁寧にしっかり乗せていきましょう。
ハーブとスパイスをトッピングして爽やかに
適量のジュレを乗せ終わったら、最後にハーブとスパイスをトッピングして清涼感を出しましょう。白身魚と相性がいいのはディルやフェンネル、パセリ など。和風のカルパッチョアレンジには、紫蘇やミョウガなどの香味野菜も相性バッチリです。今回はフェンネル の葉とピンクペッパーをトッピングしました。最後に塩・コショウで味を整えれば完成です。
キリッとした旨味と、ほのかに香る梅酒のアルコール感ある風味がお刺身をより一層美味しく仕上げてくれます。一緒に紫玉ねぎを巻いて食べるとシャキッとした食感も楽しめます。
残ったジュレは、そのままサラダなどのトッピングや、鶏や豚などのお肉とあわせてみても引き続き楽しめます。
これからの暑いシーズン、見た目にも爽やかな梅酒のジュレを使ってアレンジを楽しんでみませんか?
すっきり梅酒ジュレでつくる真鯛のカルパッチョ
<材料(1~2人前)>
A
・三河 梅酒 辛口(角谷文治郎商店) 大さじ4
・めんつゆ(3倍希釈) 50g
・水:100cc
・粉ゼラチン 5g
・オリーブオイル 大さじ2
・レモン汁 大さじ1
・お好みのお刺身(切り身) 適量
・紫玉ねぎ(薄くスライス) 1/4個
・フェンネル、ピンクペッパー、塩、ブラックペッパー 適量
<作り方>
①鍋にAの材料を全て入れて混ぜ合わせ、沸騰直前まで温めて火を止める。
②①に粉ゼラチンを加えて、満遍なく混ぜ合わせ、ボウルにいれ冷やし固める。
③②が固まったら、フォークで細かく崩し、オリーブオイル・レモン汁を加えて混ぜる
➃器にスライスした紫玉ねぎ、刺身を並べ、その上に③を適量かける。
⑤塩・ブラックペッパーをかけて、フェンネル・ピンクペッパーをトッピングすれば完成。
◆プロフィール◆
松浦裕香里
オーガニック&ナチュラルフード PR/ライター
東京生まれ東京育ち。大学卒業後、法律事務所でパラリーガルとして勤務した際の体調不良による休職経験から、「カラダは食べたものでできている」ことの大切さを痛感。その後5年間オーガニック食品メーカー広報を経験した後、独立。現在は食品メーカー・輸入代理店・飲食店のPRサポートとして活動中。“オーガニックナチュラル食”に精通した知識と、“背伸びしない食を楽しむライフスタイル”に定評があり、メディア等でフードライター・コラムニストとしても活躍の幅を広げている。
Instagram @yukari_matsuura_