春キャベツのステーキ ピーナッツバターソース添え

満開だった桜も少しずつ散り始め、温かい日が多くなってきました。おうちで過ごす時間が長く感じられる日も多いのに、しっかりお腹は減るものです。あまり動いていないと、食事のチョイスもなるべくシンプルで満たされるものを食べたくなります。今回はフライパンひとつで簡単、調理時間も短くてシンプルなレシピをご紹介します。

 

春キャベツって何がちがうの?

春になって楽しみな野菜のひとつ「春キャベツ」。キャベツはキャベツでも、普段購入している「冬キャベツ(寒玉キャベツ)」とは一味も二味も違います。

種を植えて、収穫する時期がそれぞれ違う2つのキャベツ。春キャベツは、冬キャベツに比べてふっくらした丸みがあり、葉も柔らかく青臭さが少ないのが特徴です。

もちろんそのまま生で食べても美味しいのですが、水分が多いので加熱調理でも美味しく食べられます。

今回は、そんな美味しさがギュッと詰まった春キャベツを豪快に焼いてステーキにします。キャベツは豪快に、1/4個にカット。春キャベツは葉がふわふわしていて崩れやすいので、芯を切らずにそのまま調理します。葉の間がふんわりして、巻きが緩いのが美味しい春キャベツのポイント。

 

豪快にフライパンにポン!

オリーブオイル大さじ1を馴染ませたところに、にんにく1片のスライスを弱火にかけます。にんにくの周りに泡がたち、香りがしてきたところでキャベツをフライパンに投入。

中火にして、キャベツの側面に焼き色がつくようにフライパンで焼いていきます。もう片側にキャベツをひっくり返し焼き色が少しついたら、30mlお水を加え、蓋を閉じて2分ほど蒸し焼きにしていきます。

キャベツが全体的に、少ししんなりとしたら焼き上がり。ベチョベチョになる前に、しっかりとタイミングを見計ってフライパンから引き上げましょう。

 

 

芳ばしいピーナッツバターソースを仕込んで

ココットに、ピーナッツバター、味噌、オリーブオイル、アップルサイダービネガー(りんご酢でもOK)、はちみつをそれぞれ計量して入れていきます。ピーナッツバターは、食塩などが加えられていないピュアなピーナッツバターがオススメ。

余計な調味料が添加されていない方が、ピーナッツの味が濃厚でストレートな味が出るのでソース作りにはぴったりです。最後に全体がしっかりと混ざるようにかき混ぜれば、ピーナッツバターソースは完成です。

焼き上がったキャベツを豪快に器に盛り付けて、ピーナッツバターソースをかければ出来あがり。

食べる時は、まるでステーキを食べるかのように、ナイフとフォークを使って豪快に。キャベツのみずみずしさと、芳ばしいピーナッツの香りがぴったり。今回は、ピーナッツの豆がクランチの状態で入っているピーナッツバターを使ったので、より一層芳ばしさが増していました。

ボリュームはありますが、キャベツなので罪悪感もなく、味もしっかり目なので食べ終わった後の満足感もバッチリの一品です。ソースがなくても、シンプルに塩・コショウ・オリーブオイルなどで食べても相性がいいと思います。さっと作れるシンプルなステーキ、夜食などにもオススメです。

 

春キャベツのステーキ ピーナッツバターソース添え

<材料(1人前)>

・春キャベツ       1/4玉
・オリーブオイル  大さじ1
・にんにくスライス 1片
・水                             30ml

(ピーナッツバターソース)
・ピーナッツバター 小さじ 1と1/2
・味噌       小さじ1
・オリーブオイル  大さじ1
・アップルサイダービネガー 小さじ1 (りんご酢でもOK)
・はちみつ     少々

<作り方>
(ピーナッツバターソース)
①材料をココットに計量していれる。

②全体がしっかりと混ざるように、スプーンやミニ泡立て器でかき混ぜて完成。

(キャベツステーキ)
①フライパンに、オリーブオイルとにんにくスライスを入れて弱火で温める。

②にんにくの周りに泡が出て、ふんわりと香りが香ってきたらキャベツをいれる。

③中火にしてキャベツの両面に焼き色をつける。

➃両面焼き色がついたら、水を回し入れ、蓋をして2分程蒸し焼きに。

⑤キャベツを器に盛り付ける。

最後に、キャベツにソースをかければ完成!

◆プロフィール◆

松浦裕香里
オーガニック&ナチュラルフード PR/ライター

東京生まれ東京育ち。大学卒業後、法律事務所でパラリーガルとして勤務した際の体調不良による休職経験から、「カラダは食べたものでできている」ことの大切さを痛感。その後5年間オーガニック食品メーカー広報を経験した後、独立。現在は食品メーカー・輸入代理店・飲食店のPRサポートとして活動中。“オーガニックナチュラル食”に精通した知識と、“背伸びしない食を楽しむライフスタイル”に定評があり、メディア等でフードライター・コラムニストとしても活躍の幅を広げている。
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