爽やかネギ味噌

昼夜の長さが一緒になる春分を迎え、春がやってきました。色々な気持ちを抱えながらも、また新しい始まりを迎えているのではないでしょうか。少しずつでも前に進んでいきたいものです。今年は春分が過ぎてから東京に雪が積もるなど、まだまだ寒暖差の激しい日が続きますね。加えて感染症の心配などもあり、体調管理にはいつも以上に気を配りたいところです。今回はシンプルながら滋養たっぷり、免疫力を高める「爽やかネギ味噌」をご紹介します。

「長ネギ」と日本が誇る発酵食品「味噌」

長ネギというと薬味など脇役として使うイメージが強いかもしれませんが、そのはたらきは主役級。血行を良くし、抗酸化作用や抗菌作用のほか、ビタミンCも豊富。風邪予防に最適なお野菜です。また、ネギの青い部分に含まれるぬるっとした部分は、免疫力のアップにも効果的です。

味噌はというとこちらも地味な食材ながら、日本が誇る代表的な発酵食品。食養では、体を温めて内臓の働きを促進し、良質の血液をつくると言われ、パワー溢れる食べもの。体内の余分なコレステロールを溶かしたり、がんの予防にも効果があるとされています。ただし、お味噌の効果を最大限に引き出すには、きちんと時間をかけて発酵、熟成したお味噌であることが大切ですので、ご注意ください。

 

ネギ味噌

何より「ネギ味噌」の良いところは、シンプルなこと。特別な材料は必要なく、調理の過程も簡単です。今回は春ということで、レモンの爽やかな香りと味を加えます。春は冬の間に溜まった老廃物を出す、解毒の季節。からだの解毒を司る肝臓を養生する季節です。レモンのような酸味は肝臓の働きを促進するとも言われています。

お料理のポイントは火を通している間、お味噌は混ぜ込まず、味噌の上にちょんと乗せた状態にしておくこと。味噌の酵素をなるべく生かすようにします。たっぷりの甘みが引き出されたネギと旨みたっぷりのお味噌で、ご飯がすすむこと間違いなしです。

 

爽やかネギ味噌

【材料】 (2人分)
・長ネギ 1本
・味噌 大さじ1〜2
・ごま油 小さじ1
・レモンの皮 1/4個分ほど

【作り方】

①長ネギは細かく切る。

②鍋にごま油を熱し、長ネギを炒める。

③長ネギの上に味噌をのせ、水をひと回し入れ、蓋をして20分ほど煮る。

➃レモンの皮を細切りにし、③と合わせていただく。

 

 

◆専門家プロフィール◆


中島芙美枝

美味しく、楽しく、美しい、「ほんもの」の食を。
北海道生まれ。ニューヨーク、東京でのメディア会社勤務を経て、食の道へ。やまと薬膳オオニシ恭子師に食養を学ぶ。自然栽培のお野菜や手作りの発酵調味料を使い、季節や体調に合わせたからだを整える食を提案。お弁当、社食、料理教室など活動。やまと薬膳初級講師。
Instagram @fumie_nakajima