湿度の高い時期のナチュラルケア

皆さんこんにちは!

今年もべたつく季節到来です。

正直あんまりうれしくないですね~!笑

これまでのコラムにも書いてきましたが、今の日本は春や秋が短く、熱いか寒いかという極端な環境になってきています。それとともに肌の環境も気温や湿度の変化に付き合わされて本当に大忙しですね~。

特に湿度が急激に上がってくる6月以降の季節は、慣れない肌のべたつきで不快感が襲ってくる!今はマスク生活で鼻から下は信じられないほどのムレムレです。

これを放っておくと雑菌が繁殖してニキビだらけになることも。

夏を快適に過ごすためにも、日中のべたつきは「朝」のスキンケアの工夫で快適に過ごせるように今回は5つのお勧めのケアをご紹介します!

べたつき改善!!お勧めのスキンケア!!

その1 べたつき防止は朝の洗顔やローションふき取りで大きく変わる!

朝はぬるま湯や水で洗顔していた人も、日中のべたつき防止を目指すには、べたつきやすい部分だけ、軽く石鹸などで洗顔するのがおすすめ。

まず、年齢が20台までで油うきがひどい人は、石鹸の中でもさっぱり洗えるパーム油ベースの石鹸を軽く泡立ててふわっと洗うのがおすすめ。肌表面の油分を一瞬で取り去り、さっぱりと洗い上げます。石鹸は配合している油分や保湿成分の種類で洗い上りがかなり違います。

パームは特に殺菌効果もあるから思春期のニキビに良い効果も。だからマスク生活での雑菌繁殖によるニキビ悪化も防いでくれます。

また、ニキビ肌でない人は織り部油などの保湿が残る石鹸を!

あとは炭酸水を含トリ化粧水の代わりに使う、クレイで朝洗顔をするという方法もあります。そうしたケアを取り入れるだけで、意外にも日中のべたつきが半減します。しかも、肌のきめが細かくなるのと肌も明るくなる!さらにメイク崩れもだいぶ減りますよ!

その2 なんと!化粧水の多くは日中の肌のべたつきがひどくなる?!

日本人の多くがローションはとろみのあるものを選ぶ人が多いようです。

とろみの強いローションの特徴は水分を抱え込むポリマー成分やグリセリンなどのしっとり感を高める保湿成分が多く含まれます。

つけたときはしっとりして気持ちいいから、それは乾燥肌や冬の季節なら問題はありません。でも湿度が上がってきたこれからの季節には、時間がたてばそれが逆効果となりべたつきがひどくなってしまうので、かえって不快指数アップです。

こんな時期はバーブウォーターのようなサラサラなタイプを使うことで、水分保湿は快適になります。べたつき防止には必ずサラサラローションで!!

 

その3 オイルやクリームは必要と感じる部分使いで済ます!

オイルやクリームを特に塗ってほしい部分は目元。あとはカサついたり、突っ張りやすい部分に適量を付けるだけで、今の時期は乾燥を感じていないなら顔全体につける必要もありません。

それに、美容効果をスキンケア製品に求めるのはナンセンスです。

本来は食事やサプリなどで栄養バランスを整えたり、老廃物のデトックスがきちんとできていれば、肌は見違えるように変わり、化粧品でそこまで大げさなケアはいらなくなるのが普通です。

化粧品より、身体の栄養バランスのほうが100倍美肌の近道なんですよ~!

さらに、最先端美容をしている人は垢ぬけた肌に見えることもあるけど、その反面皮膚が薄く、乾燥しやすくなっていて、湿度が高い時期でもスキンケアをたっぷりと使用してもほとんどべたつかいないという状態に。これって将来の肌が心配です。

美肌の基本は体の内側から。いろんな導入機器や浸透・美白コスメなどの乱用は、それを使わないと自力では潤わない肌となってしまい、結果的に未来の肌を脅かすかもしれません。

 

その4 顔の日焼け止めは塗らないのがおすすめ!

スムースナチュラルファンデーション ベージュオークル

正直に言いますと、メイクをするときは、顔は塗らない方がいいです!笑

エ~!って思うかもしれませんが、これから汗を大量にかく時期だから、日焼け止めの不快感を回避したいのです。それにね、オーガニックやナチュラルコスメの日焼け止めの多くが、実は汗で落ちてしまうものが多いのと、逆に撥水性があるものは汗に強いけどかなり脂っぽいものがほとんど。

だから湿度の高い季節には、そこにメイクも重ねたらさらにべたつきはマックス。

残念ながらニキビの宝庫となります。

一番のコツは、BBクリームやクリームファンデーションで、日焼け止め効果と撥水性のあるものを選んだら、日焼け止めなしでファンデをしっかり塗って日焼けを防ぐのが理想。

 

その5 今の時期の救世主はパウダー!

フィニッシングクリアーパウダー コンパクトSET(パフ付)

さて、べたつきで皆さんへ質問です。
あなたの不快と思うべたつきはどこが一番ですか?

私はTゾーンとデコルテ! もうこの部分がなんとも不快。
特に首はペタペタするのが本当に嫌でして、ネックレスなんて付けようものなら肌に張り付いてしまっています。笑

顔はスキンケアの調節で改善策もあり、べたつきがひどいときは、体感が、サラサラなのに乾燥しにくいパウダーを適度につけておくだけでよいのですが、マスクでむれるなら鼻と口周りは特にサラサラにしておいた方が雑菌繁殖が防げます。

デコルテは日焼け止めなどを使ったなら、なおさらのことべたつきMaxですね。
もしご家庭にホワイトのクレイやタピオカパウダーなどのでんぷん質のものがあればそうしたものも付けておくとサラサラになります!

ただし、でんぷん質ものはお顔に使用するのは乾燥するので気を付けてね!これからの湿度と気温の変化に合わせて涼しげ美人を目指し!朝のケアを工夫してみてくださいね!

 

 

 

◆専門家プロフィール◆


小松和子
ナチュラルコスメプロデューサー
ナチュラルコスメメイクアップアーティスト

TVドラマ・CM・映画・雑誌などの分野で、フリーのヘアメイクアップアーティストとして数々の著名人を担当。自身の化学物質過敏症をきっかけに肌と化粧品に関する知識を独学で学び、2008年ナチュラルコスメ専門のヘアメイクアップアーティストとして転身。現在はナチュラルコスメプロデューサーとして、化粧品開発のプロデュースや講演・講座・企業研修・展示会・イベント・店舗プロデュースなど幅広く活躍中。一般向けのパーソナルナチュラルコスメ カウンセリングやメイク講座は、毎回すぐに予約が埋まる人気。2017年1月よりオーガニック・ナチュラルコスメと肌知識に特化したクラムスクール「Natural Life & Beauty Academy」を開校。