
経皮毒から子供を守ろう!
今年は私にとって、昨年の温めていたものがどんどん世の中に出ていく年でもあります。みなさまに素晴らしい製品や情報をもっとお届けできます様に頑張りたいと思います。
そして今年の私の個人的な目標もたくさん作りました。いろんなカテゴリーでたくさんありますよ~。笑まず、健康面では脳と血管の若返り。美容面では内側からのハリと弾力の保持。外側からは透明感を無くさないメイクアップを習得。さらにファッションは清潔感と上品さ。そこに少し洗練さ。笑
仕事面ではとにかく実行あるのみ!ライフスタイルでは朝の時間をゆったり過ごせる人になる!趣味を充実させる!人生面では身軽に生きること。5年、10年先までイメージして人生設計を立てること。
そんな感じでしょうか。笑。欲張りですね~。
こんな風に口では簡単に言えますが、そう簡単には実現できないものもあると思います。
でも、まずは目標を立ててみるということも大切ですよね~。さてみなさまはどんな目標を立てられるのでしょうか。特に美容面ではどんな野望があるのか気になります~。 私としては今年のコラムも皆さまと、健康と美容面で情報を共有して、一緒にきれいになっていきたいな~って思っております。
さてさて、前置きが長くなりましたが、今年のコラム第1弾はキッズの経皮毒について。
経皮毒から子供を守ろう!
自らの健康は己で守る時代に突入している今。多くの方が予防に関しての知識がとても大切になっているのを感じていられるかと思います。
そして最近はできるだけ自然なもので様々な不調の対策を行っている人も多いはず。
私のクライアント様の多くも、体の不調に合わせて、フラワーエッセンス、ホメオパシー、精油、クレイ、オイル、サプリメント、お茶など、家庭にあるものであれやこれや工夫しているようです。
日常でこうしたものを活用しているおかげで、医者へ通うこともぐんと少なくなったと。だから日々の健康管理は予防という形で自ら行うことが大切なのですね。
でも、そんな生活の中でどんなにいろいろなものを取り入れていても、知らないとうっかりアレルギーや病の元となっているものがある。
なんとなく調子が悪い、アレルギーがひどくなった、頭痛が頻繁にある、生理痛がひどい、、、それってもしかすると、自分では気が付かないところで有害物質を身体に取り込んでいることがあるかもしれないのです。
「不調となりうる原因を取り除く」ということを意識してみよう!
身体に取り込まれる経路は、主に皮膚、鼻、口から。これは以前にもコラムで書いた記憶があります。
ネットで経皮吸収率のデータを調べると、人の腕の内側の吸収率を1として、身体の他の部位が腕の内側と比べてどのくらいの吸収率があるのか、という数値を示したイラストをよく見かけます。
その数値を見ると、例えば腕の内側1に対して、頭は3.5倍、背中は17倍、性器は42倍の吸収率の高さがあると書かれています。特に性器は身体の中でもダントツに吸収が高い。
でも私たちが、日常一番いろいろなものに触れるのは当然ながら手のひらや足の裏。特に手からは様々なものを吸収してしまうようにも思えますよね。
でも実は身体の中では一番低い経皮吸収率で、手の平は腕の内側1に対して0.8倍程度、足の裏はさらに低く0.14倍。こうした数値を見ても身体ってよくできている。一番いろいろなものに触れる場所は吸収率が低くできているわけなのです。
もしも手の平が、経皮吸収率の高い部位だったら、私たちの身体はいろんな毒をもっと取り込んでしまっているはずですからね。
ただし、手荒れをしていると話は別ですが。。。そもそも日用品の中には危険な化学物資が簡単に身体にとり込まれてしまうものも存在します。大人でさえ心配な経皮毒は、子供ならなおさらで、親の知識があるかないか未来はおおきく変わってしまうことだってあるのです。
不調となりうる原因を減らすには、まずは知識を得ることです。
今の子供たちは、多くが幼児の年齢から化粧品に触れる経験がある。
特に女の子は、小さな年齢のうちからネイルや口紅に興味を持ちますね。お母さんが使っているものをまねてみたいと思うのは当然。さらにこんな話も聞いたことがあります。小学生の高学年になると複数の友達同士でお金を募り、友達の誕生日プレゼントに高級ブランドのリップを送るというのです。
ですが、ここで気を付けたいのは、子供は大人よりもはるかに経皮吸収が高いということ。それは新生児ならなおさら。
赤ちゃんは肌の角質層の形成が未発達なため皮膚のバリア機能が大人のように働きません。それに、臓器も未発達であるためにその影響も受けやすい。
小さなお子さんを持つお母さんが必ず知っておくべきことは、安易に化粧品を子供に使わないということ。そして特にネイルに関しては絶対にお勧めしません。それは最近流行のヴィ―ガンネイルと謡われるものでも同様。
ネイルはスキンケアやメイクアップ製品よりもはるかに有害な成分を配合しています。また、妊娠中の母親も同様で、母親の胎内にいるうちから化学物質の汚染を受けるため、できるなら妊婦さんはネイルを避けるべきです。
さらに日常的に使う製品も、例えばシャンプ―、コンディショナー、入浴剤、スキンケアや日焼け止めなども有害な成分を含んだ物は毎日の蓄積が影響することも。
経皮吸収の侵入ルート
経皮吸収の侵入ルートとして化学物質が角質層を通過するためには、細胞と細胞の間をすり抜けるルートと角質層の細胞の中を通過するルートの2つがあります。特に皮脂に溶けやすい脂溶性の物質に関しては細胞の間を侵入しやすい。
そして、濃度の高い合成界面活性剤を含む化粧品も、皮脂膜や角質層を破壊して侵入していきます。
そして、皮下組織へ入り込んだ物質は、一部は皮下組織にそのまま残留したり、一部は血管やリンパ管に入り体内をめぐります。
乳幼児から使えるというスキンケアもオーガニックコスメなどにもありますが、たとえオーガニック認証を持つものであっても成分をよく見ると様々な添加物が配合されています。先ほども書きましたが小さな乳幼児ほど経皮吸収が高い。だから大人が安心に使えても、子供に使えるとは思わないことが大切です。
スキンケア、入浴剤、おしりふき、ネイルやメイクアップ、洗剤、シャンプー類などなど本当にたくさんの合成化学成分に囲まれていますから、少しでも体に取り込むリスクを下げていく必要がありますね。
ちなみに私もできるだけ毒を取り込まないように、シャンプーは毎日しません。身体を洗う洗浄剤は石鹸でさえほぼ使いません。スキンケアは界面活性剤を使用した製品の数を減らしています。クレンジングというアイテムを使いません。合成洗剤というものが家にはありません。
身体のことを考えて選んでいくと本当にシンプルになっていきます。シンプルなのにとても調子がいいのです。
「不調のものとなりうる原因を取り除く」こと。シンプルな生活は健康をもたらしてくれるのです。
♦︎プロフィール♦︎
小松和子
ナチュラルコスメプロデューサー
ナチュラルコスメメイクアップアーティスト
TVドラマ・CM・映画・雑誌などの分野で、フリーのヘアメイクアップアーティストとして数々の著名人を担当。自身の化学物質過敏症をきっかけに肌と化粧品に関する知識を独学で学び、2008年ナチュラルコスメ専門のヘアメイクアップアーティストとして転身。現在はナチュラルコスメプロデューサーとして、化粧品開発のプロデュースや講演・講座・企業研修・展示会・イベント・店舗プロデュースなど幅広く活躍中。一般向けのパーソナルナチュラルコスメ カウンセリングやメイク講座は、毎回すぐに予約が埋まる人気。2017年1月よりオーガニック・ナチュラルコスメと肌知識に特化したクラムスクール「Natural Life & Beauty Academy」を開校。