
体を温め、ほっこりおいしい「国内産十割そば」
常備しておくと便利な乾麺。忙しい時に簡単に調理できるものというと、多くの製品が出回っていますが、私はだんぜん、蕎麦をチョイスします。そんななかで原材料に小麦粉や食塩を全く使わず、そば湯までおいしく飲める、そば粉100%の「ムソー 国内産十割そば 200g」に初めて出会いました。
お蕎麦好きには、たまらない十割そば
乾麺のお蕎麦には、添加物はあまり使われていないものの、そば粉の他に、小麦粉、食塩が使われている印象があります。また、のど越しを良くする、山芋粉を混ぜたり、海藻類を混ぜたりしたものもあります。けれども最近、小麦粉によってお腹が張りやすくなり、できればグルテンの影響を極力抑えたいなと、思うようになりました。
この「ムソー 国内産十割そば」は、原材料がそば粉のみというので驚きました。袋には、添加物はもちろん、つなぎも食塩も見当たりません。なかなか、お蕎麦屋さんを探しても十割蕎麦は、珍しいですし、乾麺なら価格も手頃で、簡単に調理ができるメリットがあります。もちろん、便利さ、価格だけではありません。できるだけ自然に育てられたものを丸ごといただくこと、そして長年、健康や美容によい日本の伝統的な食養学をベースに、素材のおいしさを届けてくれるムソーの努力にも注目しています。
しかも、お蕎麦自体は、雑穀のひとつで食物繊維が豊富に含まれ、血管を強くして血圧を調整するルチンというポリフェノールを多く含みます。良質なたんぱく質やビタミンB類も多く含み、日頃から摂取したい食品でもあるのです。
体にやさしい、そば湯とおつゆ
このところ段々と寒くなるにつれ、温かいお蕎麦がおいしく感じるようになりました。そこで早速、作ってみました。まず、沸騰したお湯の中で十割そばをゆでます。さし湯はせず、火を調節します。そして、火を止めて1分間ほどむらします。この間に、ほんのりとした甘みのそば湯が出来上がるんですよ。
あたたかいおつゆの出汁に、この日は、「有機栽培 どんこ椎茸 大分産 30g」を水で戻して出た椎茸だしを使いました。自然栽培にこだわって育てられた原木椎茸を使っただけあって、うまみがぎゅっと増しています。昆布だしとともに使うと味に奥行きを出すことができて、最高の組み合わせとなりました。じんわりと身に沁み入るおいしさとはこのこと、ぜひお試しいただきたいです!
この時期は、地域によって古来の風習でお蕎麦を食べるところもあるようですね。慌ただしい毎日でつい忘れがちになりますが、そんなときこそヘルシー&シンプルな食材のおいしさをみなさんも味わってみませんか。
◆プロフィール◆
都田恵理子
PR・ローフードマイスター
1976年生まれ。ローフードマイスター。化粧品会社でオーガニックコスメの広報を10年経験。日本リビングビューティー協会・ローフードマイスターの資格を取得する。自宅クラスの開催やイベント講師、サスティナブルな生活に関する情報の発信を手がける。“日々の暮らしを豊かにしてくれるもの”や“心と体が喜ぶもの”を年中探しています。madame FIGARO.jpにてブログを更新中。
Instagram:@erikomiyakoda