美肌を目指すなら過剰な角質ケアは禁物!

こんにちは!

さて、突然ですが、、、

あなたの肌の触り心地は滑らかですか?

毛穴のプツプツを感じますか?

そしてそのプツプツはどこに感じられますか?

 

普段、私はサロンでリンパドレナージュの施術を行っていますが、フェイシャルマッサージのご予約の方の多くに、肌に触れると毛穴のつまりを生じているのを実感しています。

というか、実は毛穴のつまりを感じなかったお客様は、ほぼゼロです。

 

そこで、これまでずっとスキンケアの最大のポイントである、「角質のケア」についてじっくりとお話ができたらな~なんて思っていたので、このタイミングでちょっとコラムにさせていただきました。角質ケアや毛穴詰まりに関しては一度では説明できないほどいろいろなケア方法があり、今回は過剰な毛穴のケアについて絞ってお話したいと思います。

 

 

さて、冒頭にあげた質問ですが、あなたの毛穴のつまりはどの程度あるでしょうか?

そして今日は、是非自分の肌に触れながらこのコラムを読んでいただきたいです。

 

サロンでフェイシャルをしていると、肌が比較的滑らかでつるんとしている人と、毛穴のブツブツが顕著に伝わってくる方がいます。

 

そのブツブツ加減は人それぞれですが、多くが皮脂の活発に出るTゾーンに見られます。

特に鼻周りやあご周りには毛穴がしっかりと塞がれてしまっているケースが多いですね。

時々顔全体にかなりの凹凸感を感じる方もいますが、これは、早急に角質ケアの見直しをしないといけません。

 

こうした毛穴つまりを改善しようと、世の中には毛穴のケア製品というのがたくさん売られていますが、多くは角質を溶かすピーリングや剥がすタイプのシール、スクラブで角質の掃除などの製品がメインでしょう。確かに私も若いころは毛穴のつまりがひどかった時代があり、こうした製品をたくさん試しておりました。

 

結果、毛穴はきれいになったか?と言いますと、、、NOです。

むしろ皮膚は赤くなり、化粧品が染みて痛い。

皮膚は薄くなり、こってりしたクリームをテカテカに塗っていても乾燥を感じていました。

そしてそんな状態を、私は長い間、自分は敏感肌なんだと勘違いしていた。。。

結局、敏感になったのは自分のケアが悪かったせいなんですけどね。笑

 

 

毛穴のつまりは製品の選択とケア次第で治せる!

 

最近面白い、YouTube動画を見つけました。

 

最先端の肌再生医療をされている皮膚科の医師が、世の中の毛穴詰まり用角質除去製品の危険性を、絶対に使ってはいけないスキンケアとしてYouTubeで公開していたのです。

しかも、自らの肌でどのくらいダメージが起こるのか実験されていました。

 

実験ではスクラブと剥がすタイプの毛穴ケアを試していて、両腕の内側でそれぞれの製品を実験。使用した後の肌は、一見、見た目では何も起こっておらず赤みもない。でも皮膚科医は、実際の肌は角質が壊され、皮膚が薄くなっていると言う。

 

その証拠として実験後の肌に、皮膚科で使う麻酔クリームというものを塗って肌にどのくらいダメージがあるかをさらに実験。

 

麻酔クリームというのは私も始めてみましたが、これを肌に塗ると、健康な肌には何も起こらないが、ダメージのある部分には深部まで浸透してしまうことで赤くなったり水ぶくれを起こすのだそうです。

 

そしてそのクリームを塗り、5分もしないうちに角質除去製品を使用した。

すると、まさにその部分だけ赤くかぶれたようになっていました。

しかも、たった1回だけ角質ケアをしただけなのにこの結果です。実際にこれを見ると角質とはいかに体を守る機能が優れているのかということがわかります。

 

角質って、男性と女性では厚さがほんの少し違うけれど、女性は約0,02ミリ程度しかないのです。ちょうどサランラップ1枚程度と思うといいかな。

そんな薄~い角質層なのにとっても重要な働きをしている。

 

さらにココで想像がつくのは、この薄くなってしまった状況で、有害な化学成分やアレルギー成分が付着した場合、体に取り込みやすくなり、かぶれたり、アレルギー反応が出たりという結果が生まれやすくなる。

 

いくら毛穴が詰まっているからとはいえ、ピーリングやゴシゴシと摩擦で角質をとったりすれば、肌のバリア機能も下がり毛穴の掃除どころではなくなります。

 

現在の私はおかげさまで肌に触れても毛穴のつまりをほぼ感じません。

マッサージをするとつるつるしていて気持ちがいいです。

私が毛穴つまりの状況から脱出できたのは、いくつかのやめたことと、一番大きなきっかけはファンデーションを変えたことでした。

 

 

今思えば、当時、一般のファンデーションを使って肌がどんどん毛穴詰まりを起こしていたのがとてもストレスに感じていたことを思い出します。さらにシミもどんどん増えていたように思います。

 

肌の改善のために具体的にやめたこと変えたことはこんな感じです。

 

・被膜の強いファンデーションからオーガニックの製品へ

・一般的な角質除去製品をやめた

・合成界面活性剤配合のクレンジングをやめた

・朝の洗顔をやめた

 

ファンデーションは一般の多くのものが崩れにくい皮膜のしっかりした製品が多く、クレンジングをしないとオフできないものばかり。

 

しかも洗浄力の強いクレンジングや洗顔料を使うことになるし、使えば角質を溶かしだし、肌バリアを剥がして内側の潤い成分も流出してしまう。結局、毛穴つまりは治らないのに肌は薄くなるだけで、乾燥でツッパリ感も感じてしまう。。。

 

だから私の場合はオーガニックコスメのファンデに変えたことで劇的に変化を起こしました。

 

 

そして朝の洗顔をやめたことも洗いすぎから脱出できた一つ。

必要以上に皮脂や常在菌を取り去らないことが健康肌を作ってくれました。

朝は洗顔料は使わず、ぬるま湯だけで洗顔。

夏などはべたつきがあるときだけクレイで洗顔をしている程度です。

 

こうしたケアをするようになってから肌がどんどんつるつるになり、毛穴のつまりを感じず、たとえ冬であっても肌の乾燥は全く無くなりました。

 

もちろん体の内側からの栄養素がしっかり行き届いての美肌もありますが、どんなにパーフェクトな栄養が行き届いていても、自ら間違ったケアで汚肌にしているなんて悲しいですよね。

 

乾燥しがちな冬は冷えなどで血行が悪くなり、肌の新陳代謝も落ちてごわつきやすくなるから、過剰な角質除去アイテムを使うのではなく、体を温め、肌の保湿を怠らず、柔軟にしてごわつきを改善。

 

さらに被膜の少ないメイクを心掛け、界面活性剤などでの洗いすぎを避けていきましょう。

正しい角質ケアで健康な肌を取り戻す!

 

気づけばつるつるな美肌に変身しているはずですよ!

 

 

♦︎プロフィール♦︎

 

小松和子
ナチュラルコスメプロデューサー
ナチュラルコスメメイクアップアーティスト

TVドラマ・CM・映画・雑誌などの分野で、フリーのヘアメイクアップアーティストとして数々の著名人を担当。自身の化学物質過敏症をきっかけに肌と化粧品に関する知識を独学で学び、2008年ナチュラルコスメ専門のヘアメイクアップアーティストとして転身。現在はナチュラルコスメプロデューサーとして、化粧品開発のプロデュースや講演・講座・企業研修・展示会・イベント・店舗プロデュースなど幅広く活躍中。一般向けのパーソナルナチュラルコスメ カウンセリングやメイク講座は、毎回すぐに予約が埋まる人気。2017年1月よりオーガニック・ナチュラルコスメと肌知識に特化したクラムスクール「Natural Life & Beauty Academy」を開校。