お豆の自然な甘さを楽しもう

「まごわやさしい」という和食の合言葉。「豆、ごま、わかめ、野菜、魚、しいたけ、芋」の頭文字を取った、普段の生活に取り入れたい健康的な食材を組み合わせて、語呂合わせにした合言葉です。マクロビオティックでおすすめしている食材も、まさにこの合言葉と重なります。マクロビオティックは、日本生まれの健康食です。

穀物や野菜、豆、海藻などを中心とする日本の伝統食をベースとしたお食事を摂ることで、自然と調和をとりながら、健康的な暮らしを実現していこうという考え方です。

マクロビオティックというと、ちょっとストイックで難しそうなイメージがあるかもしれません。しかし、この「まごわやさしい」を意識したお食事に、玄米をプラスすれば、マクロビオティックの理想とするお食事に近づいていきます。

そこで今回は、こちらの合言葉の最初のキーワード「ま(豆)」を使用した、からだに優しいお食事をご紹介したいと思います。

お豆は、甘味と塩味のどちらとも相性が良いという印象があります。今回は、ナチュラルでほんのり甘いアレンジをお届けしたいと思います。ぜひ、お豆の持つ自然な甘さを楽しんでみてください。

 

お豆の種類

 

お豆の種類をどのくらいご存知でしょうか。豆とはマメ科植物の種子のことです。

日本で流通しているお豆の分類を見てみましょう。ダイズ属(大豆、黒豆、青大豆など)、ササゲ属(小豆、大納言、ささげ、緑豆など)、インゲンマメ属(金時豆、うずら豆、大福豆、白花豆、虎豆、レッドキドニーなど)、エンドウ属(さやえんどう(絹さや)、グリーンピース(青えんどう)、赤えんどう、白えんどうなど)、ソラマメ属(そら豆)、ラッカセイ属(落花生)、ヒヨコマメ属(ひよこ豆)、ヒラマメ属(茶レンズ豆や緑レンズ豆、赤レンズ豆など)などがあります。

 

「畑の肉」と言われている大豆をはじめ、豆類には良質なたんぱく質が豊富に含まれているので、植物性のたんぱく源としてヴィーガンの人からも人気のある食材です。

たくさんの種類がありますが、とくに大豆は、日本人である私たちにとって欠かせない食材です。日本には、大豆の加工食品がたくさんあります。

豆乳、豆腐、納豆、がんも、厚揚げ、高野豆腐、テンペなど。最近では、大豆ミートなど大豆をベースとしたフェイクミートも多数登場し、身近なスーパーでも購入出来るようになってきました。

また大豆は、日々の食卓に欠かせない味噌や醤油といった調味料の原材料にも使用されています。ぜひ、さまざまな種類のお豆を、さまざまなアレンジで、たくさん取り入れてみてください。

 

よもぎの玄米もち 黒豆とソイクリームチーズ添え

 

 

 

まずは、ダイズ属の大豆と黒豆の2つのお豆を、よもぎ入りの玄米もちと合わせてみました。あんこの代わりに「黒豆煮」を添えて、さらに豆乳ヨーグルトから作った手作りの「ソイクリームチーズ」を乗せて、おもちを少し洋風にアレンジしています。さっぱりとした優しい甘さが味わえます。

 

 

黒豆煮は、MUSO(ムソー)「有機黒豆煮」を使用しました。原材料は、「有機黒大豆(国産)、有機砂糖、有機黒糖、本みりん、麦芽水飴、食塩」です。

甘さは控えめですが、黒糖やみりん、麦芽水飴などが入っていて、コクのある甘さです。小豆よりも、ごろっと大きい黒豆のホクホクとした食感と優しい甘さが楽しめます。

お餅は、MUSO(ムソー)「玄米もち よもぎ」を使用しています。玄米もちのプレーンもとても美味しいのですが、このよもぎの鮮やかな色合いに惹かれて、今回はよもぎ入りの玄米もちを選んでみました。

よもぎのもつ爽やかな香りと、ほんのりと苦みのある味わい。よもぎのおもちが、時々とっても食べたくなります。よもぎにはお薬のようにたくさんの効能があるので、身体が欲するのかもしれません。

 

 

 

手作りの「ソイクリームチーズ」は、岩塩を効かせて少し塩気のある味わいに仕上げてみました。甘い方がお好きな場合には、上から黒みつやメープルシロップ、アガベシロップなど、お好みの甘味料をプラスしてみるのもおすすめです。

「ソイクリームチーズ」はとても簡単に出来るので、作り方をご紹介したいと思います。豆乳ヨーグルトを、一晩水切りするだけです。材料もシンプルなので、ぜひ作ってみてください。バケットやクラッカーなどとの相性も抜群です。

 

●ソイクリームチーズの作り方●

 

【材料】

・豆乳ヨーグルト(無糖) 100g(出来上がりは、半分くらいの量になります。)

・岩塩(お好みのお塩でOK)0.5g

・レモン果汁(お好みで)0.5g

【作り方】

①ボウルにザルを重ねて、その上にキッチンペーパーを2枚敷いて、その上に豆乳ヨーグルトを入れます。

②一晩置いておくと、だいたい2/3くらいの水が切れます。固めの方がお好きでしたら、もう少し時間を置いてみましょう。

③水切り後の豆乳ヨーグルトに、お好みで岩塩とレモン果汁を加えて混ぜます。滑らかな状態になったら、完成です。

 

小豆粥 かぼちゃとくるみの黒糖煮添え

 

 

次にご紹介するのは、ササゲ属の小豆を使用したお粥です。使用したのは、Natural House(ナチュラルハウス)「有機玄米あずき粥」です。レトルトタイプなので、温めるだけです。レトルトですが、添加物は入っていません。

原材料は「有機玄米(国産)、有機小豆(国産)、食塩」です。お塩は、「海の精」が使われています。原材料はとてもシンプルですが、小豆がたくさん入っているので、そのままでも美味しく食べることが出来ます。

今回は、マクロビオティックの代表的なレシピ「小豆南瓜」をイメージして、かぼちゃを添えてみました。

食養のレシピとしての「小豆南瓜」はお砂糖を入れず、かぼちゃ本来の甘みを楽しむのですが、今回は少し黒糖を加えて甘めのアレンジにしてみました。クルミも加えて、黒糖で軽く煮込んで、上にはココナッツファインとかぼちゃの種を添えました。

シンプルな味わいの小豆粥が、コクのある黒糖の甘さとゴロゴロとしたかぼちゃとクルミの食感で、満足感が一気にアップしました。

食養としての「小豆南瓜」も、ご紹介しておきたいと思います。小豆は、腎の薬と言われています。同じく腎臓の働きを助ける働きのある南瓜と合わせて、塩と昆布で煮込んだお料理で、これからの寒い季節にとてもおすすめのお料理です。

お砂糖とお塩のどちらとも相性の良いお豆も多いので、栄養価が豊富なお豆を、様々なアレンジで楽しんでみてください。

 

◆プロフィール◆

 

渡辺美穂

Natural Living代表 / JADP認定マクロビオティックセラピスト

Natural Food Seminar講師 Vegan Carrot Cake レシピ開発・製造

CHAYAマクロビフーズ 公式ブログ・メールマガジン ライター

食の大切さを伝えるためのブランドNatural Livingを立ち上げ、2021年10月より、Naturalな暮らしに繋がる食のセミナーや、イベント・ワークショップの企画と、Vegan Carrot Cake – Gluten Free & White Sugar Free -のレシピ開発、製造などを行っている。