美白化粧品でシミは無くならない⁈

皆様こんにちは!

今年も残暑長引く夏となりそうですね。

さて、皆さんはこの夏、どんなスキンケアをして過ごしていたのでしょうか?最近の私は、ズームでのセミナーや、リアルセミナーも含め、コスメや肌のお話をする機会がぐんと増えたこの頃です。

受講者の方やサロンのカウンセリングのお客様の多くは、肌での一番の悩みは、やはりダントツに「シミ」のようです。だからお勧めの日焼け止めを教えてほしい!というリクエストがとても多い。オーガニックやナチュラルコスメの日焼け止めは、べたつきや粉ウキがあるものがまだまだ多いので毎年探されているのでしょうね。

でも、正直今のところ、私個人の見解では、顔に使うなら日焼け止めより、撥水性を持たせたファンデ―ションの方が持続力もあり、効果があるように思います。

私自身も実際にシミが出にくくなっているのも確かです。

 

 

そしてボディは残念がら、汗や摩擦で必ず落ちてしまい、結果的に焼けてしまうので、防御だけに頼らず、後のアフターケアが必須。やっぱりね、湿度の高い日本の夏は重要視はその後のケアなんです!

 

そもそもシミは何でできるの?

 

よく聞くと思いますが、もちろんその原因の一つにはやはり紫外線ですよね。

 

 

その影響でできるシミというのは一般的には「老人性色素班」と言われるものです。

これがいわゆるみんなが悩んでいる定番のシミで、紫外線や加齢によって引き起こります。

見た目にもシミってわかるほど境界がはっきりしていることが特徴で、濃くなってくると、多くの方がレーザーをあててシミをとったりしていますね。

 

名前も老人性色素班なんて、なんだかすごーく嫌な名前ですが、実は日に当たる機会が多いと20代からでもできるシミなのです。これは毎日、無防備に紫外線にあたっていることで頬の高い部分や顔の側面などにできやすいから日々の蓄積にはご用心を!

 

 

そしてシミにはほかにも種類もあるのですが、老人性色素班とは違う「そばかす」というものもあります。これは遺伝的な要素が大きい。しかも子供の時からある人も。

紫外線の影響も受けやすく、もともとの遺伝性に追い打ちをかけ、数が増えて濃くなってしまうこともあります。

この体質の人の場合は、UVケアは必須。そして残念ながら美白化粧品の効果は、ほぼ期待ができません。だからとにかく防御あるのみ!日焼け止めも塗り直して!

ケアでは、唯一おすすめはクレイなどで毎日の洗顔や週2のパックをすると紫外線の影響は軽減するかもしれないですね!

でもそばかすは、私個人としてはとってもかわいいと思います。

ただし、紫外線で濃くしないように気を付けていきましょうね!

そして肝斑。

頬のあたりにもやっとしたシミができます。気づけば大きくなっている。。。そんな感じですかね。

そして最近このタイプのシミの方が急激に増えています。これは紫外線というよりホルモンバランスや、不織布マスクなどの静電気による毛細血管の損傷などです。

 

 

不織布のマスクはね、電位がマイナスなんです。

不織布マスクは飛沫核を遮断する力が強いといわれていますが、これはすき間を通過しようとするウイルスや花粉などを静電気の力で捕える力が大きいから。

一見、良いイメージに聞こえるのですが、、、

反面、不織布マスクが他のマスクに比べて、静電気を帯びやすくなっているということでもあります。そして、たまった静電気を頬の高い部分から放出する際、毛細血管にダメージを与えるわけですね。だから肝斑のお薬で有名なトラネキサム酸は止血剤の役割があるものなのです。

普段から静電気の影響をできるだけ減らせるように、頬に、もやっと出てきたら不織布のマスクの下に必ず布を一枚挟むか、布マスクに変えるか、の選択をしましょう。

肝斑は主に内側からのケアが必要で、化粧品ではほぼ期待ができません。とにかくホルモンバランスを整え、電磁波対策を!

また、紫外線でさらに濃くなることもありますのでそれも気を付けましょうね~。そうそう!肝斑は心配しなくても大丈夫!私も30代に肝斑ができましたが半年でなくなりましたよ!

 

実は、もともと美白化粧品は老人性色素班に対してアプローチをするのがメイン

 

実は、そもそも世の中の美白化粧品のほとんどは、この老人性色素班に対してアプローチをする化粧品です。なんと、美白化粧品はシミなら何でも効果があるわけではないのですね~。

でも、そもそも美白化粧品に頼るだけではおそらくシミはなくならない。多くの方にご意見を伺っても、ほとんどの方が使っても変化を感じないという。

 

それもそのはずなのです。

まず、現代の化粧品の研究は進んでいるものの、たとえ医薬部外品であっても、製品により効果性はバラバラで、そのうえあくまで化粧品のカテゴリーであるために即効性はない。(薬ではないため)

 

それに変化がみられるまで多くの時間を要する必要があるのと、多少の効果があっても劇的な効果が分かりにくいのだと思います。

いやはや、毎年どんどん過酷になる異常なまでの暑さ。いったい私たちのお肌はこの環境にしっかりと順応していけるのだろうか。

まけない健康肌をつくるには、日々のスキンケアだけではなく、その人の肌の健康度がカギを握りますので、やっぱり体の栄養バランスと睡眠をしっかりと取りましょうね!

老人性色素班。

本当に嫌なネーミングです。笑

 

 

◆専門家プロフィール◆

小松和子
ナチュラルコスメプロデューサー
ナチュラルコスメメイクアップアーティスト

TVドラマ・CM・映画・雑誌などの分野で、フリーのヘアメイクアップアーティストとして数々の著名人を担当。自身の化学物質過敏症をきっかけに肌と化粧品に関する知識を独学で学び、2008年ナチュラルコスメ専門のヘアメイクアップアーティストとして転身。現在はナチュラルコスメプロデューサーとして、化粧品開発のプロデュースや講演・講座・企業研修・展示会・イベント・店舗プロデュースなど幅広く活躍中。一般向けのパーソナルナチュラルコスメ カウンセリングやメイク講座は、毎回すぐに予約が埋まる人気。2017年1月よりオーガニック・ナチュラルコスメと肌知識に特化したクラムスクール「Natural Life & Beauty Academy」を開校。