やさしく包む、みつろうラップを使うメリット

最近、キッチンで気になっていることのひとつといえば、テイクアウトや自炊で増えつつある使い捨ての食品用ラップフィルムです。

このラップフィルム製品は、食品を包んだり、冷蔵庫や常温保存時に使用したり、乾燥を防ぐうえでも手軽な存在となっているのですが、捨てるのは「どうしたものかなぁ」と、迷いが生じていました。

そんなときに見つけたのが、プラスチックを使わない天然素材の「aco wrap」。これは、みつばちが作るみつろうとオーガニックコットンなどでできた食品用ラップです。

驚くほど通気性に優れ、おいしさも存分にキープ。くりかえし使えて、まさにキッチンの救世主だったのです。

みつろうのラップの特徴と使い方

みつろうのラップと聞いて、知ってはいるけど「実際にどうやって使うの?」と、疑問に思う方もいらっしゃるかもしれません。

「aco wrap」は、岐阜県産のミツバチの巣から作り出すみつろう、有機ホホバオイル、天然樹脂などのオイルを、フェアトレードのオーガニックコットン生地に染み込ませた食品用のラップです。

その用途は、ラップのほかにもナプキンや受け皿、食事を外に持ち運べる大変便利なもの。肌触りはしっとりとやわらかく、もうピンと張っているので手のひらの体温でやさしく食材や器にピタリと合わせるだけ。

もちろん、はがすときは端を指先で持ち上げると簡単にめくれるので、大切な器を傷めることもありません。

しかもみつろうには、本来、抗菌性と天然の保湿性があるので、食品鮮度を保ちやすいようです。ラップの密着度や強度を高める働きもあり、食品に触れすっぽり包んでも破れにくくなります。

そして、このおだやかな色にご注目いただきたいのですが、奄美大島の金井工芸による伝統工芸の泥染めや鮮やかに染まる福木よる天然染色が施されています。

 

右のSサイズの泥色は、泥染め(テーチ木と泥)、左のMサイズの青色は、草木染め(藍と泥)です。染められたコットン生地を手にとって眺めていると、これも自然の一部なんだと、嬉しさが溢れてきます。

 

 

ラップのよごれは、ほとんどが水でさっと落とちますが、落ちにくいものは、ゴシゴシせず、少量の洗剤を使って流します。それから風通しの良い場所でよく乾かします。収納のコツですが、くるっと細く巻くと小さなスペースに収まります。

サイズ展開は、S、M、L。たいていは、この3つがあれば使い分けることができそうです。

 

Sサイズ · · ·直径13cm  野菜の切り口、コップ、茶碗の蓋など

Mサイズ · · ·直径19cm 果物、丼・スープカップの蓋など

Lサイズ · · ·直径33cm ボウル、大きめのお皿など

実際に使ってみた印象と地球にやさしい選択とは?

例えば、サンドウィッチや果物を持ち運ぶ時、汁こぼれが気になってこれまではラップを厚めにして二重に使ったりしていましたが、これなら一枚まで済みます。しかも見た目もおしゃれで気持ちが上がります。

ただ一点、気をつけるとすれば、みつろうの特性上、熱湯や蒸気などの高温になる場所、電子レンジ、オーブン、食洗機、乾燥機に避けるようにします。

長持ちさせるためにもやさしく手を入れするようにすれば、毎日使っても約半年から1年ほど持つとのこと。意外にも長く使い続けられるのですね。くたびれてきたなぁと感じたら、土に還して堆肥にできるそうです。

これまで、使い捨てることに躊躇していた私は、このくりかえして使える「aco wrap」に出会ったことで、食事から自然や環境保護にいっそう意識を向けるようになりました。みなさんも、毎日の中で楽しみながら、地球にやさしいことを始めてみませんか?

 

 

◆プロフィール◆

都田恵理子
PR・ローフードマイスター

1976年生まれ。ローフードマイスター。化粧品会社でオーガニックコスメの広報を10年経験。日本リビングビューティー協会・ローフードマイスターの資格を取得する。自宅クラスの開催やイベント講師、サスティナブルな生活に関する情報の発信を手がける。“日々の暮らしを豊かにしてくれるもの”や“心と体が喜ぶもの”を年中探しています。madame FIGARO.jpにてブログを更新中。
Instagram:@erikomiyakoda