銚子の鰯が調子いい(笑)「銚子港オイルサーディン」

コロナ禍もありましたが、忙しくお買い物へ行けない時や、急な来客、そして災害に備えてなど缶詰は必ず数種類を常備していて、それも自分の納得した美味しい缶詰で、そんなラインナップがあると開けるのも嬉しくちょっと幸せな気分になるんです。

ローリングストックは普段から食べて美味しいものではないと、ずっと食べなくなってしまうので、それが勿体無いにつながります。

今回選りすぐりの缶詰の中から素材はもちろんのことオイルやハーブ、塩までもこだわり抜いた1品を紹介いたしますね!

 

 

開けたら驚く、ふっくらマイワシ

オイルサーディンといえば缶のプルタブを開けると小さな鰯が綺麗に何匹も並んでいるのを思い出しますが、この銚子産のマイワシは缶いっぱいに2、3尾なんです。立派なのが一目でわかりますよね。

イワシの栄養価が高いのは有名で、DHAやEPAなどの必須脂肪酸やビタミンB、Dが豊富で生活習慣病の予防にも効果的と言われています。それならなるべく取り入れたい!でも生を買うのは焼くとお部屋が臭うし、洗い物が面倒だったり、すぐに調理できないなど不便なことが多いかもしれません。

そんな時にストックしているとすぐに使え、そのままでもふっくらと美味しいのでワインや日本酒のアテや、サラダやパスタ、和え物などに使ったりと幅広く使えます。

ここではちょっとごちそう感のある、レシピをご紹介しますね!

 

フライパン1つで簡単ごちそうおつまみ「なすとオイルサーディンのグリル」

 

材料:1〜2人分

オイルサーディン 1缶

なす 2本

にんにく 1片

塩 適量

 

<作り方>

なすはへたとがくの境目にぐるりと包丁を入れ、がくを取る。にんにくは半分に切って潰しておく。なすの切り方は自由です、輪切りでも食べやすい大きさに切っても、

今回は少しごちそう感を出したかったので、へたを残し、ボリュームが出るように切りました。

にんにくとオイルサーディンの油を全てフライパンに入れ、中火でにんにくの周りがふつふつと気泡が出てきたら、なすを切り口を下にして入れる。

焼いている最中は何度もひっくり返さずに、切り口の断面がこんがりしたら返す、そうするとじっくりと中がとろける食感になります。

そしてオイルサーディンを入れ、この時オイルサーディンはもともと火が通っている状態なので、温める感じで、両面軽く焦げ目がつくくらいに焼く。

なすは触ってみてとろりと柔らかくなるまで焼く。

お皿にリーフ系の野菜やハーブ、パンなど添えてワインなどと一緒に楽しんで。

ほら、こんなに身厚く、ふっくら脂ののったマイワシ、骨も柔らかいのでそのままいただけます!

オイルを吸ったなすがとろりとなんともいえず、美味しい!バゲットスライスの上に身と一緒にディルなどのハーブを添えてパクッと。

ああ、ワインが進みます。。笑

ところで、日本人の魚介類の摂取量は年々減少していて、実際のところ食事では補えていません。

マイワシは健康はもちろん美容にも注目されている魚なので、なるべく取り入れたいですよね。

このオイルサーディンは水揚げ後、フレッシュなうちに加工され、骨まで柔らかく、便利ですぐに開けてそのまま食べられますし、しかも美味しい!しかも安心安全な缶詰なので長期保存できるというのが嬉しいところ、毎日の健康維持の為にも積極的に取り入れてはいかがでしょうか?

 

 

 

真藤舞衣子

料理家

会社勤務を経て、1年間京都の禅寺で生活、パリのリッツエスコフィエでディプロマ取得。主に発酵料理を得意とし、和洋中、お菓子、パンなど幅広い。書籍、雑誌、料理教室や食育、酒育活動、講演、レシピ、商品開発、テレビのコメンテーター、ラジオのパーソナリティなどでも活躍中。「和えもの」(主婦と生活社)「発酵おつまみ」(立東舎)「はじめてのみそ作り」(立東舎)「はじめてのサワードゥブレッド」(文化出版局)など著書多数。