夏こそ温活、バスタイムをもっと楽しもう

今年も全国的に厳しい夏となるようですね。日頃からこの暑さから体を守るいろいろな対処法を取り入れていきたいところです。熱中症、冷房、紫外線、熱帯夜、新しい生活様式としてのマスクの着用もあり、ストレスフルな毎日。そこで、私が注目するのは植物から生まれた「入浴剤」です。その存在は、多忙な毎日で心身に安らぎを与えるギフトでもあります。今回は、ホーリーバジルの生葉から抽出される原液エキスの入浴剤「ボタニカノン  ホーリーバジル バスエッセンス」をご紹介します。

自然の生命力をくれるサステイナブルコスメ「ボタニカノン」

四季のはっきりとした日本で特に夏は、様々な要因が重なるとどうしても体が弱りがちです。私は、睡眠不足を感じたり、疲労が溜まりやすく、さらには免疫機能も低下するといわれています。そこで毎日のバスタイムと入浴剤を利用して肌と体の改善に力を入れ始めました。

今回ご紹介する入浴剤は、リキッドタイプで香りがとっても好み。鹿児島の植物性コスメブランドのボタニカノン(BOTANICANON)のボディケア製品です。原料には、鹿児島県最南端の佐多岬で農薬を使わず育てられたホーリーバジルがふんだんに使われているのですが、なんとこの場所は、インドのニューデリーと同緯度(北緯31℃線上)に位置しており、生育に適しているんだそう。

ホーリーバジルの収穫は、暑くなる7月下旬ごろ。収穫すると傷みやすく、すぐに瞬間冷凍します。そしてその日のうちに水蒸気蒸留するハーブの中から、一部は乾燥させます。入浴剤には乾燥させた方が高濃度でより有効な成分が抽出されるためです。こうしてできたバスエッセンス1本(400ml)には、なんと生葉を贅沢に500g使用しているんですって。容器代が節約できる詰替え用「ホーリーバジル バスエッセンス(入浴剤) 詰め替え」もあります。

ボタニカノンは、鹿児島県最南端の大隅半島にある小学校跡地の一部をリノベーションし、ハーブから蒸留水やアロマオイル、植物エキスを抽出するなど、これらの原料や全製品の製造方法にもこだわるサステイナブルブランド。地域との関わりや生態系を維持する持続可能な取り組みを行うほか、合成界面活性剤、防腐剤、アルコール(バスエッセンスは除く)合成着色料、香料、鉱物油不使用などを貫いています。

体も気持ちもスッキリ! 相乗効果に感動

気温が高くなる夏は、体の働きが活発になり、交感神経の緊張度が高まります。心身も緊張状態にあるといわれ、体力を奪われやすく、胃腸のはたらきも低下します。バスタイムは、そんな不調をサポートすることにもつながります。

「ぐっすり眠りたいとき」は、寝前の1時間前に、ぬるめのお湯37〜40℃に20分程を目安に手足を伸ばして浸かります。このとき満腹時や空腹時を避けます。ぬるめの湯で副交感神経を優位にすると、血圧や心拍数を下げて神経が鎮まって、心地よい眠りに入ることができます。食欲の落ちやすい夏には、胃腸の消化を助け、代謝を盛んにするのにも役立ちますよ。

「ストレスを軽減したいとき」は、40℃のお湯に20〜30分ほど浸かり、ホーリーバジルのスーッと抜けるような爽やかな香りを味わいます。香気成分オイゲノールは、揮発性の物質を含んでいるため、湯気とともに鼻から吸収されると脳にはたらきかけ、気持ちを穏やかにするような作用を持つとされます。このとき、頭を浴槽や枕に乗せたりして、呼吸は止めないようにすると緊張を緩めるのに効果的です。

「美肌を保ちたいとき」は、実に夏は体がほこりや皮脂で肌がよごれやすく、私はまずお湯やシャワーで肌のよごれを流してからお湯に浸かります。バリア機能を持つ皮膚の表面をブラシでゴシゴシ洗うよりもこのほうが肌にやさしく、バスエッセンスの湯に浸かればそれだけでスキンケア気分です。お風呂から上がるときは、お湯で流さずそのままやさしくタオルで拭きあげ、保湿剤を塗布してうるおいを保つようにします。

足元からポカポカ、アーユルヴェーダの万能ハーブ

最後に、夏は足元が冷房で冷えると生理痛や腰の冷えを感じやすくなります。そんなときは、衣服を着けたまま深めの容器に40℃くらいの湯を入れ、膝から下を10分ほど浸す足浴をします。冷えてくると熱いお湯を足し、41〜43℃程度に保ちます。水中では、足踏みをする、膝を左右横に振る、足首や足指を上下にぐるぐる回してほぐすなどの運動をすると自律神経の緊張がとれ、全身の血行が良くなる場合があります。湯の中にバスエッセンスを入れるとさらに効果的です。

もともと日本には季節ごとに植物性の浴剤を楽しむ習わしがあり、5月は菖蒲、12月は柚子など、果物や花、野菜などを行事で利用してきました。一方、ホーリーバジルは、世界最古ともいわれるインドの伝統医学「アーユルヴェーダ」の治療で使用されるハーブの最高位。別名トゥルーシーという名でも知られ、ご存知の方も多いと思います。この植物の効果を経験的に活用してきたことは、日本と同じですね。すでにいろいろな入浴剤を揃えている方も、「ボタニカノン  ホーリーバジル バスエッセンス」を常備して体のコンディションや気分に合わせてチェンジするのもオススメですよ。

 

 

◆プロフィール◆

都田恵理子
PR・ローフードマイスター

1976年生まれ。ローフードマイスター。化粧品会社でオーガニックコスメの広報を10年経験。日本リビングビューティー協会・ローフードマイスターの資格を取得する。自宅クラスの開催やイベント講師、サスティナブルな生活に関する情報の発信を手がける。“日々の暮らしを豊かにしてくれるもの”や“心と体が喜ぶもの”を年中探しています。madame FIGARO.jpにてブログを更新中。
Instagram:@erikomiyakoda