日焼け止め、最近の栄養学的な美容と健康の狭間

皆さんこんにちは!

今年も日焼け止めの季節がやってまいりましたね!

このコラムでも何度か日焼け止め関連の話は書かせていただいていますが、今回は最近の栄養学的な観点からの、健康と日焼け止めをどうとらえるか。。。という新たなお話を更新していきたいと思います。

さて、皆さんは最近、日焼け止めの健康懸念が取り上げられているのをご存じでしょうか?

それはこれまで私がコラムに書いてきた、紫外線吸収剤による環境ホルモンの懸念のお話とも違う観点です。それは栄養学の専門家の方々がこの数年発信している、日焼け止めによるビタミンDの合成阻害です。

ビタミンDは、実は私たちの身体にとても大切な栄養素であり、そのビタミンDはその多くが、紫外線B波によって合成されるという特殊な性質。だから、栄養学の専門家は日焼け止めで紫外線をカットしてしまうとビタミンDの合成ができないと懸念しているのです。

結論から先に言うと、これまで私が化粧品をプロデュースしてきた経験から言えば、ビタミンD合成の阻害の多くは主に一般の化粧品の日焼け止めが大きく影響を与えているのではないかと思います。

それは一般化粧品の被膜性の強さと、紫外線吸収剤による効果性の高い防御機能の結果だと思います。また、スプレータイプなど、塗り直しが楽なアイテムも存在するので頻繁に使っていたらビタミンD合成は難しくなりそうですね。

オーガニックナチュラル製品はというと、多くの製品が汗で落ちてしまうし、多少の被膜性を持っているものでも、衣服で擦れる、顔を触る、汗を拭きとるなどの物理的な要因でだんだんと薄まり、日焼け止めとしての効果をなくしていきます。それに、日焼け止めってほぼ塗り直しをしない人がほとんど。

ということは、オーガニックナチュラルの日焼け止めとしては、被膜の強い一般の化粧品よりも塗り直しを頻繁にしないと効果が期待できないという念点があるということなのですよね~。

ここは以前にもコラムに書いてきた日焼け止めの上手な選び方や塗り方を参考にしていただくとよいと思いますが、最後のほうにも効果的な塗り方と塗り直しテクニックも改めて書いておきますのでご参考に!

ということで健康というところでは、オーガニックナチュラルコスメの日焼け止めは、ビタミンD合成はしやすい!と思ってもよいのではないかと思います。

これからの日焼け止めは美容と健康の両面から考えよう!

ビタミンDは、これまで骨の育成にかかわるビタミンとして知られていますがそこまでフューチャーされてきませんでした。ところが、新型コロナウィルスの出現により、ビタミンDの有効性が注目されたことで一躍ビタミンのヒーローに!!

そんなビタミンDの効果ってどんなことがあるのでしょう?

いくつか挙げてみますと。。。

・抗ガン作用

・抗うつ、痴呆予防

・免疫強化

・自己免疫疾患の予防

・血糖コントロール

・インフルエンザ

などなど様々な健康効果があるのです。

ビタミンDは強力なホルモンで、遺伝子に働きかけるのですね~。日本人は特にビタミンDが少ないといわれています。

太陽いっぱいで肌の露出の多い国の方々は十分足りているけど日本人って肌を出さない人種ですからね。。。

健康という面では、日焼け止めをべたべたつけすぎず、多少は夏の間に日差しを浴びてビタミンDを冬の分まで貯蔵しておくのがベスト。でもね、ここで気を付けたいの夜間のお仕事をしている人。これはサプリメントで健康管理が必要そうです。

肌荒れしている人も代謝がうまくできていないことから、ビタミンD合成もしにくいかもしれない!だから肌の状態もオーガニックナチュラルコスメで整えておきましょう!

太陽とうまく付き合おう!

さて、太陽と美容と健康をうまく付き合わせるには日焼け止めや衣類、サングラス、日傘をうまく活用していかなければなりません。

ここで以下にまとめて書いてみましたのでご参考に!

まず、日焼け止めを塗らない選択の場合は、美容面で気になる部分のみ防御して物理的な方法で太陽と仲良くしていきましょう。

・衣類

選ぶ色や素材によって紫外線を防御力が異なります。UVカット率の高い素材としてポリエステルがあります。ウール、また綿とポリエステルの混合素材も比較的防御が高く、ナイロンや綿などはそのままの素材になると、紫外線を通しやすくなります。また、生地の厚さや組み合わせによっても遮断率は変わってきます。そして色による紫外線の遮断率は、黒⇒赤と青⇒黄色⇒白の順に色が薄くなるにつれ日焼けをしやすくなるといわれています。

・サングラス

レンズの色が黒すぎるものは瞳孔が開きやすくなり紫外線がさらに入りやすくなるということで、やや薄めのカラーを選ぶとよいそうです。頭上から入る紫外線には気を付けましょう。

・日焼け止め

衣類素材や色を考えても日傘を選ぶ際も色は黒に近い色で、素材は涼しげな麻素材よりポリエステルが一番ベストということになります。またUVカット処理をしているものであれば大丈夫でしょう。ただし、あくまでも上からの紫外線しか効果は期待できません。

そして、日焼け止めを塗る選択の場合はこんな日焼け止めの活用もおすすめです。

それは美容面から一年中日に当たる、顔、首、手は日焼け止めを塗る!ということ。

人の老化が著しいい場所は、顔、首、手。陽に当たらない二の腕の内側や腿の内側はキメも細かく白くて美しいですよね?

老化しやすい場所は優先順位で日焼け止めを付けて、足などは出来るだけ何もつけないでビタミンD合成を心掛ける!これが一番太陽と仲良くなる方法なのです!

特に顔のシミができやすい部分は塗る直しを頑張ろう!

シミを作らない方法はやはり日焼け止めを塗り直すこと!とはいえ簡単!

目の周りや顔の側面など、シミのできるデッドゾーンだけ塗り直すだけ。用意するものはコットン1枚。これは特に夏の間、常にポーチに入れておくと便利です。

塗り直しをする際は、コットンに水を含ませて、なおしたい部分をメイクの上から拭き取ります。そしてその上から再び日焼け止め効果のあるファンデを重ねるだけ。

一般のコスメと違い、オーガニックナチュラルコスメのファンデや日焼け止めって、シリコーンが配合していないから塗り直しがムラにならず、水分を含んだコットンでふき取る際に肌も潤うからさらにきれいに密着していきます。

簡単な対策でいつもきれいでいられるし、気になるところは日焼けの防御ができる。さらにそれ以外の日焼け止めを塗らない肌の部分でビタミンD合成して美容と健康の両立もかなう!

今年はコロナにも光老化にも負けず、太陽と仲良く、健康的に付き合ってみてくださいね。

 

 

◆専門家プロフィール◆


小松和子
ナチュラルコスメプロデューサー
ナチュラルコスメメイクアップアーティスト

TVドラマ・CM・映画・雑誌などの分野で、フリーのヘアメイクアップアーティストとして数々の著名人を担当。自身の化学物質過敏症をきっかけに肌と化粧品に関する知識を独学で学び、2008年ナチュラルコスメ専門のヘアメイクアップアーティストとして転身。現在はナチュラルコスメプロデューサーとして、化粧品開発のプロデュースや講演・講座・企業研修・展示会・イベント・店舗プロデュースなど幅広く活躍中。一般向けのパーソナルナチュラルコスメ カウンセリングやメイク講座は、毎回すぐに予約が埋まる人気。2017年1月よりオーガニック・ナチュラルコスメと肌知識に特化したクラムスクール「Natural Life & Beauty Academy」を開校。