簡単に漬けられるぬか漬け、はじめませんか?

猛暑も少しづつ落ち着き、季節は秋のおとづれを感じつつありますが、食欲がわかない、胃腸の働きがなんだかイマイチ、なんて夏バテをひきずっている方も多いのではないでしょうか。

冷たいものやさっぱりとした食事に偏りがちになると、特にビタミン類が不足して栄養のバランスが偏りがち。そんな体のリズムを取り戻すために取り入れたいのが発酵食品のぬか漬けです。

食生活にぬか漬けを取り入れると日々、その発酵パワーに驚かされます。またすぐに食べたい、もう一品欲しい、なんて時にも漬けてすぐに食べられて、とても助かります。

この機会に美味しく体に良い発酵生活を楽しみませんか?今回は、気軽にトライできるセット「マルアイ 麹屋甚平 熟成 ぬか床」をご紹介します。

 


米ぬかと発酵のパワーを再発見

以前は、イチから自分でぬか床を作るにはなんだか難しそう。そう思い込んでいたのですが、ぬか床セットがあるので、マンションでも手間暇をかけた味が手軽に楽しめます。

近頃ではますます「発酵」が注目され、ぬか漬けは、酢や醤油、味噌などと並んで、微生物の力を借りて発酵することによって得られる身近な発酵食品ですが、そのパワーの秘密はなんといってもぬかにあります。

ぬかは、もみがらを除いた玄米を精米するときに出る表皮や胚芽の成分で、お米の栄養素の約9割以上がこのぬかの部分に含まれるスーパーフード。疲労回復や食欲増進に役立つぬか漬けに含まれるビタミンB1は、もともとぬかが持っていたものです。

ビタミンB1は、浸透圧によって野菜に吸収されて、同じきゅうりでも生そのままよりもぬか漬けになっている方がビタミンB1 など栄養価がアップすると言われるほどです。さらに糖質の代謝を助けて疲労物質を発生しにくくし、胃腸の働きを助けて食欲を増進させることがわかっています。

マルアイ 麹屋甚平 補充用熟成ぬか 400g

マルアイ 麹屋甚平 補充用熟成ぬか」は、米ぬかを麹化することで旨味を引き出し、古いぬか床から取り出した有用な乳酸菌と酵母菌で発酵熟成し、焙煎した熟成ぬかです。塩分と唐辛子が入って袋詰めされ、ミニ容器がセットになっています。容器に出してみると初めからふわふわのぬか。酸っぱさ、しょっぱさがすでに安定しているので、菌との対話がすでに始まっている予感。

最近、まわりで「ぬか漬けやってるよ」「マイぬか床を持った」という声をよく聞くようになり、「浸かり具合はどう?」なんて会話が弾むことも。私も毎日、ぬか漬けQ&Aの連続を乗り越えていきながら、自分の好みの味に育てていく。そんな魅力に引き込まれたのは驚きです。

また、ぬか漬け仲間がやっているのを試して良かったのが、ぬか床の風味漬けに板昆布・干ししいたけ。変わりダネ野菜に茹でたブロッコリーを使うこと。さらに、浸かり過ぎた古漬けは、料理に利用できます。ほんのりとした甘みや風味を生かして刻んで、和風タルタルソースや太巻きにしても美味しい。

毎日野菜を漬けていると、水分が増えたり、だんだんぬか床が少なくなってきますが、成補用の米ぬか「マルアイ 麹屋甚平 補充用熟成ぬか 400g」を足して、ぬか床を調整していくことができるので、もしものときも安心です。

 

ぬか漬けは究極のローフード

体のメンテナンスをすることに目を向けると、ぬか漬けは、新鮮な野菜を最低限の調理で食べる究極のローフードです。発酵食品は、生の野菜の酵素の活性化が補強され、食べ物の消化や栄養分の吸収がスムーズに行えるようになり、お腹に優しい食事です。

さらにぬか漬けには、植物性の乳酸菌が含まれます。動物性の乳酸菌にくらべて、過酷な環境でも生き抜くパワーがあり、生きたまま腸に届くという素晴らしいメリットがあります。

腸内環境の善玉菌であるビフィズス菌が増え、大腸菌などの悪玉菌を退治するのでお腹がすっきりし、お肌もツヤツヤに。栄養と食物繊維の豊富な野菜と合わせてたっぷりとる食生活を心がけると、夏バテもやわらいできますよ。

 

◆プロフィール◆

都田恵理子
PR・ローフードマイスター

1976年生まれ。ローフードマイスター。化粧品会社でオーガニックコスメの広報を10年経験。日本リビングビューティー協会・ローフードマイスターの資格を取得する。自宅クラスの開催やイベント講師、サスティナブルな生活に関する情報の発信を手がける。“日々の暮らしを豊かにしてくれるもの”や“心と体が喜ぶもの”を年中探しています。madame FIGARO.jpにてブログを更新中。
Instagram:@erikomiyakoda