五感で楽しむお弁当

からだによいお弁当というと、食材の質や塩分、味付けなどを考えがちですが、本当にからだが喜ぶお弁当って何でしょう?味が美味しいのはもちろんですが、色鮮やかな野菜、思わずごくりとしてしまう匂い、口に運んだ時の歯ごたえ、揚げ物の音・・・など、実は五感で感じるもの。お弁当では特にパッと開けた時の見た目を大事にしたいものです。今回は、ちょっと色味がぱっとしないなぁなんて時に役立つ、お弁当が彩り豊かになるおかずをご紹介します。

彩り豊かなお野菜

手っ取り早く簡単な方法は色鮮やかなお野菜を付け加えること。全体的に茶色いお弁当に、色よく茹でた緑のブロッコリや赤いミニトマトをそえるのは王道。ここに、黒色のひじきや、橙色の人参のラペなどを足すと色の種類が増え鮮やかになります。さらに、紫色のお野菜を加えると、ぐっと見栄えのするお弁当に。この特徴的な色の元になっているアントシアニン。抗酸化作用に優れ、体のサビを取り除いてくれるほか、体の老化を招く活性化酸素を取り除いてくれるため、シミやシワ、物忘れや血管のつまりなどにも役立ちます。たとえば、人参のラペを紫人参で作る、紫芋をマッシュするなどして、紫色を簡単に足すことができるのです。紫キャベツは、せっかくなのでナムルにするのがオススメ。通常のキャベツではパッとしないキャベツのナムルですが、一気に見た目の主役に躍り出ます。ここでは塩麹を使った即席ナムルの作り方をご紹介します。

梅酢を活用する

赤紫蘇の色が鮮やかな梅酢を使って、お野菜をピンク色に染めるのもオススメです。この時期大活躍の蓮根を可愛らしいピンク色に染めることができます。他にも生姜の千切り、大根など白っぽいお野菜なら何でもピンク色に。クエン酸が豊富で塩分(ミネラル)たっぷりの梅酢は夏に大活躍ですが、箸休めとして秋冬のお弁当でも活用することができます。

どちらも簡単にできるちょっとした彩りの工夫。是非試してみてください。

紫キャベツのナムル

【材料】 (2人分)
・紫キャベツ 1/4個(200gほど)
・黒胡麻または白胡麻 大さじ1
・塩麹 大さじ1
・りんご酢 小さじ2
・胡麻油 適量

①紫キャベツは太めの千切りにする。

②塩麹、りんご酢で味付けをする。

③胡麻油をひと回しかける。

④炒った黒胡麻または白胡麻をかける。

 

蓮根の梅酢和え

【材料】
・蓮根
・梅酢(赤梅酢)

①蓮根をスライスする。

②少しのお湯でさっと茹でる。

③梅酢に6時間ほど漬ける。

 

◆専門家プロフィール◆


中島芙美枝

美味しく、楽しく、美しい、「ほんもの」の食を。
北海道生まれ。ニューヨーク、東京でのメディア会社勤務を経て、食の道へ。やまと薬膳オオニシ恭子師に食養を学ぶ。自然栽培のお野菜や手作りの発酵調味料を使い、季節や体調に合わせたからだを整える食を提案。お弁当、社食、料理教室など活動。やまと薬膳初級講師。
Instagram @fumie_nakajima