日の丸弁当だけじゃない!「水菜の梅胡麻和え」

梅の季節到来!

梅雨入りの前に夏のような暑さとなりましたね。突然の気候の変化に戸惑っている方も多いのでは。畑では麦が穂をつけ始め、田植えの準備が始まる季節。店頭には青梅が並び始め、黄色く色づき始めた梅が出る6月にかけて、梅しごとをされる方もいらっしゃると思います。梅ジュースや梅シロップ、梅酒、そして何と言っても梅干し。お料理はもちろん、ちょっとした不調に大活躍の梅干しは、お弁当にも一役かってくれます。今回は、梅干しを使った体が喜ぶお弁当レシピを紹介します。

夏にかけて大活躍の梅干し

これから夏にかけて大活躍の梅干し。「1日1粒で医者いらず」と言われる梅干しの素晴らしい力を目一杯いただくには、海塩と梅の実、お好みで紫蘇だけで漬けた昔ながらのものをオススメします。

まず、梅干しといえば豊富に含まれるクエン酸。梅雨疲れや夏バテした体の疲労を回復してくれます。夏の暑さで食欲が落ちてしまう時も、梅干しを摂るとすっきり。食欲を促進する効果もあるほか、だれてしまった体をシャキッとする力も秘めています。

食中毒が起こりやすい梅雨から夏にかけて、その殺菌パワーも効果を発揮してくれるなど、常備しておきたい食材です。

梅干しとお弁当

梅干しのお弁当といえば、なんといっても、ご飯の真ん中に梅干しが鎮座する日の丸弁当。ご飯に味気をつけてくれるだけではなく、腐りにくくする効果もある、とても理にかなったお弁当です。他にも、野菜の梅和えや、梅酢(梅を漬けた時に上がってくる水分)を使ったドレッシング、梅干しと一緒に野菜を煮込むなど、様々に活用することができます。

 

水菜の梅胡麻和え

今回は梅雨から夏にかけてぴったり「水菜の梅胡麻和え」を紹介します。鍋やサラダに登場することが多い水菜ですが、さっと火を通すことでまた違った形で楽しむことができます。その軽い食感やさっぱりした味わいも夏にぴったり。水菜のさっぱり感、梅干しの酸味に、胡麻の旨味が加わり、絶妙な味わいです。

梅干しと一緒に和える胡麻は良質の脂質、たんぱく質、カルシウムに富んだ滋養ある食材。ほんのひと手間加えて、炒ることでその香りも味も格段にアップします。胡麻を炒っている時のその香ばしい香りは病みつきに。是非ともこのひと手間を惜しまずに料理してみてください。また、白胡麻には脂肪分も多く、擦った胡麻から出てくる脂は新鮮そのもの。美肌にもオススメです。

梅干しによって、酸っぱさもそれぞれ。塩分量はもちろん、漬けたばかりの梅干しと数年ものの梅干しとでは、旨味も酸味も異なります。ここでは、梅干し1/2個としていますが、量はお好みで調整してみてくださいね。

水菜の梅胡麻和え

【材料】(2人分)
・水菜 2株
・白胡麻 大さじ2
・梅干し 1/2個
・醤油 小さじ1

① 水菜は塩ひとつまみ入れた根元からお湯でさっと茹でる。葉の部分は湯通しする程度で、ザルに上げる。
② 梅干しは種をとり、果肉を包丁で刻む。

③ 白胡麻はフライパンで香ばしく炒り、すり鉢であたる。

④ 食べやすい大きさに切った水菜に、②③を和える。

◆専門家プロフィール◆


中島芙美枝

美味しく、楽しく、美しい、「ほんもの」の食を。
北海道生まれ。ニューヨーク、東京でのメディア会社勤務を経て、食の道へ。やまと薬膳オオニシ恭子師に食養を学ぶ。自然栽培のお野菜や手作りの発酵調味料を使い、季節や体調に合わせたからだを整える食を提案。お弁当、社食、料理教室など活動。やまと薬膳初級講師。
Instagram  @fumie_nakajima